有村架純の主演連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)は11月13日放送の第6話からいよいよ第二章に突入する。第5話では、中学教諭の聖(有村架純)と生徒の黒岩(岡田健史)がキスして手を繋いで聖のマンションへ帰宅したところで、聖の婚約者・勝太郎(町田啓太)と黒岩の母・愛子(夏川結衣)に鉢合わせ。淫行は未然に防がれたが、純愛も阻まれた。
聖と黒岩がいつのまにか“禁断の両思い”に発展していたことがバレた第5話の視聴率は5.4%から6.5%に持ち直した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。学校で問題となっても「聖ちゃんと結婚する」と一歩も引かない黒岩は相変わらず非常に幼稚で恐ろしいが、そんな中学三年生に婚約者を奪われた勝太郎の報われなさにスポットを当てて第5話を振り返りたい。
聖は中学校を退職
聖の自宅前で鉢合わせた4人は、一触即発の状態に。聖は愛子の顔を見るなり黒岩の手を振り解こうとするが、黒岩は離そうとしない。いや、黒岩くんよ……。
見かねた勝太郎は聖の肩を抱き、無言でその場から連れ出した。聖は事情を説明しようとするが、勝太郎は「いいよ、言わないで。信じてる」と微笑み静止。それでも聖は「でもわたし……」と何か言いたげだったが、「いいから。気にすんな」と遮るのだった。自分の婚約者が“中学生に恋をした”など聞きたくないのが勝太郎の本音ではなかろうか。
その後、聖は学校に呼び出され、教頭の塩谷(夏木マリ)と愛子の前で経緯をバカ正直に説明した。「キス」をしたことも話し、愛子は「あの子はあなたへのプレゼントじゃない」と激昂。聖は辞職を願い出て、塩谷も「教師としても人としても、あなたは失格です」「これから校内で対応を協議します。結果が出るまでは自宅謹慎」と告げる。
結局、聖は学校を辞職という形で辞め、勝太郎と大阪で一緒に住むことになった。