キャッシュレス対応店舗の大きなメリットは「レジ締め不要」 本格普及への課題は?

【この記事のキーワード】

キャッシュレスは課題を乗り越えつつ普及か

 こうしてキャッシュレスが盛り上がる中で、課題も浮き彫りになってきた。国内で普及を妨げてきたのが、導入コストや決済手数料の高さだ。だが、最近ではLINE Payをはじめとして、決済手数料を下げることで普及を図る事業者が出てきた。

 また、西日本豪雨や北海道胆振東部地震などの災害時には、電気やネットのインフラが止まり、キャッシュレスが役に立たないとの声も挙がった。予備の通信回線やバッテリーなどの対策は必須といえる。

 プリペイド型の電子マネーでは、チャージも課題だ。完全キャッシュレスの店では、電子マネーの残高が足りないことを理由に入店をあきらめて帰る客を見かける。モバイル端末でチャージするか、クレジットカードに紐付けた決済を併用したいところだ。

 今後、急速な普及が予想されているのがQRコード決済だ。中国の都市部では、タクシーやコンビニ、ファストフードだけでなく、路上の屋台にまで普及しており、老若男女がスマホを片手に支払いを済ませる光景が当たり前になっている。

キャッシュレス対応店舗の大きなメリットは「レジ締め不要」 本格普及への課題は?の画像4

中国ではクレーンゲームもQRコード決済で遊べる

 日本では「FeliCa」チップを利用したおサイフケータイが先に普及したこともあり、FeliCaの技術的な優位性は広く知られている。一方、QRコードはスマホのカメラで読み取れるため、低コストに展開できるのが強みだ。

 国内で先行するLINE Payや楽天ペイに続き、携帯大手3キャリアも参入。ドコモは「d払い」、ソフトバンクは「PayPay」を展開しているが、KDDIは楽天ペイのシステムに相乗りさせる形で「au PAY」を2019年4月に開始する。各社のユーザー争奪戦が激化することは間違いないだろう。

キャッシュレス対応店舗の大きなメリットは「レジ締め不要」 本格普及への課題は?の画像5

楽天ペイのシステムにKDDIの「au PAY」が相乗りする

1 2

「キャッシュレス対応店舗の大きなメリットは「レジ締め不要」 本格普及への課題は?」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。