『獣になれない私たち』新垣結衣を罵倒する黒木華の役に「ぶん殴りたい」批判集中の理由

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朱里に「イラ」つかせる黒木華の演技

 自分中心の言動から“獣”に見えるであろう朱里だが、それは本能のまま突き進む“力強さ”とは違う。強いというよりも、自分にひどくコンプレックスを持っており、晶や京谷、はたまた元同僚を恨むことで自分を保っているような“弱さ”が際立っている。やはり朱里も“獣”になれない人間なのだろう。

 しかし初登場時から朱里の自己中心的な行動は視聴者に尋常じゃないほど嫌われており、第5話にも「なんで晶に逆ギレしてんの?」「私が晶だったらぶん殴ってる」などといった感想がネットでは目立った。

 一方で「朱里は嫌いだけど、黒木華の演技はすごい」と、役者を評価する声も。外見的には、ボロボロの洋服にガサガサの裸足、ボサボサの髪で“ダメ人間”のイメージを表しているが、憎らしい印象を与えながら弱々しさを表現する黒木華の演技力は確かにすごい。ここまで朱里に「嫌い」の声が向けられるのも、彼女が演じてこそだろう。

 第5話の平均視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前回の6.7%から大幅に回復。ラストシーンでは晶がなりゆきで恒星(松田龍平)にキスをし、今後は恒星と呉羽(菊池凛子)の内面にもスポットが当たっていく予感だ。1話から謎の人物であった呉羽の夫“橘カイジ”の正体もそろそろ明かされる。

 また、朱里も前回で出番終了ではもちろんない。彼女は京谷が残していった荷物から晶の自宅住所を見つけ出し、晶の家に向かうという。朱里と晶、二度めの対決が待っているのか。動き出した人間模様に惹き付けられる『獣になれない私たち』。それぞれがどんな着地点へ到達するかまったく見えず、最終回まで気を抜けそうにない。

(ボンゾ)

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