BTSの「原爆Tシャツ」謝罪と公式説明にバッシング続く 謝罪会見の必要はあるのか

【この記事のキーワード】

 BTS側が、「原爆Tシャツ」騒動について言及するのはこれが初めてのことだ。事務所の対応が遅たことで、騒ぎを助長したと批判する声もある。しかし、上記の文章をしっかりと読めば明らかなように、ひとつひとつ十分な検証を重ねたうえで理路整然と説明された文章になっており、経緯を理解しやすい。急いで「もし不快にさせたのなら申し訳ない」といったぼんやりした謝罪コメントを出して問題の焦点を濁すよりも、ひとつひとつクリアにしていることを評価したい。

 しかし、BTS側の謝罪文を受けてもなお、事態の収束は一向に見えない。BTSに「反日」のイメージを重ねる人々は、この謝罪文では納得していないようだ。SNSには、「日本をバカにしたこと、謝って済む問題じゃない」「メンバーは謝ってない、謝罪会見を開くべきでは?」「この期に及んで日本でツアーを続行するのはどうかと思う」との意見が続出し、激しい糾弾が続いている。

 たとえBTS側が「日本をバカにしていない」と真意を説いたところで、「いいや、本音ではバカにしているはずだ」と返せば、もう収拾がつかない。上記の公式謝罪における経緯説明で充分に納得できるものではないだろうか。

 すべて事の発端は、BTSが日韓の歴史認識の違いに考えが及ばず、「原爆Tシャツ」を着用してしまった軽率さにあるといえるだろう。世界の舞台に立つアーティストとして、意識の欠けた行為を取ったことは批判されてしかるべきだ。しかし他方で、メンバーに<原爆投下により被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく>というのもまた、事実のはず。

 BTSの<戦争反対>、そして<全体主義を否定し多様性を尊重>するという姿勢が嘘ではないことを、多くのファンは信じている。

(森江利子)

1 2 3

「BTSの「原爆Tシャツ」謝罪と公式説明にバッシング続く 謝罪会見の必要はあるのか」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。