『あなたには渡さない』怒涛のスピード感で大満足!! 離婚届は6,000万円、愛とビジネスの物語が始まった――!

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まだ1話目なのに……通子と多衣、2度目のバトル勃発!!

 さて、料亭『花ずみ』を訪れた通子は、旬平を問い詰めるのだが、彼は『花ずみ』が近いうちに倒産すると告白。多衣との情事を認めつつも、通子に借金を背負わせないための偽装離婚だと説明する。しかし、失意の通子は旬平に平手打ちを喰らわせ、料亭を後にする。

 通子が銀座の街を憔悴しながら歩いていると、幼馴染で妹のように可愛がってくれた建設会社社長・笠井芯太郎(田中哲司)に偶然出くわした。後日、通子が笠井の事務所を訪ねると、彼はある企みを持つ通子に快く融資を申し出たばかりか、怪我をして血の滲んだ通子の指先を口に含み、手当てをする。どうやら笠井は、通子への恋心を再燃させているようだ。

 第1話のラストでは、通子と多衣が再び対峙。通子は、旬平の記名済みの婚姻届けを多衣にちらつかせ、「6,000万円で買ってください」と大胆要求。多衣にひと泡ふかせたところで、次回に続く。

 初回の冒頭から開始5分も経たないうちにバトルが始まり、非常にテンポよく進んでいった第1話だった。シリアスなシーンでいきなり響き渡る雷鳴など、お約束の演出もバッチリ。土曜の夜に、まるで昼ドラを観ているような気分になる。

それにしても、木村佳乃の薄幸ながらも芯のある美しさと、水野美紀の冷酷な気品が極上だ。やけに好戦的なふたりが壮絶バトルを繰り広げていくと思うと、これから先の展開にゾクゾクしてしまう。対照的に、萩原聖人と田中哲司が情けなく見えてしまうのは、筆者だけだろうか。とはいえ今後は四つ巴の展開にもなることが期待されるので、男性陣の変貌も楽しみだ。

 『あなたには渡さない』はSNSとの相性もバッチリのようで、放送当夜には「#あなたには渡さない」のハッシュタグとともに実況する視聴者が続出。<振り切りすぎててもはや笑えるところもあるけど、展開が早くていっきに見れる!><いい意味での視聴者置き去りドラマ。1話から情報量が多すぎでしょ><マジで酒が進むドラマ>といった感想が寄せられている。SNSで感想を語り合いながら観るのも一興だろう。

 視聴率も4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、夜遅い土曜ナイトドラマにしてはまずまずの数字。同枠は『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)のように攻めたドラマが多いイメージだが、『あなたには渡さない』も尖った物語を見せてくれそうだ。

(ボンゾ)

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