消防団員のコンビニ立ち寄りは禁止されていた! 背景に“一般市民の目”と精神論

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 しかし、それでも一般市民から理解を得られないこともあるようで、茨城県警察ではホームページ上で、制服の警察官がコンビニへ立ち寄ることへの理解を求める文章を掲載している。

 また、消防団員の制服でのコンビニの立ち寄り禁止には、「仕事中は空腹や枯渇状態でも耐えることが美徳」とする“精神論”も少なからずあったのではなかろうか。

「耐えることが美徳」とする精神論はおかしい

 2016年の夏、奈良県にある中学校の生徒が部活動中、30分間のランニングをし、熱中症で死亡するという痛ましい事件があった。中学校側は、ランニング中の30分間は水を飲ませなかったと説明している。

 この事件の報道を機に、未だに部活中に水分補給をすることが禁止されている学校もあることが発覚。「ぎりぎりの状況に耐えられる精神力が美徳」と考える指導者もいるようだが、SNSを中心に水分補給禁止に対して「時代遅れ」「普通に危険」「意味がわからない」といった声が続出した。

 君津市の今回の発表にも、ネット上には「こんな馬鹿げた決まりがまだあったのか」「コンビニくらい好きに行かせてあげればいい」「でた精神論」など、規定の廃止を当然と見る人も少なくない。精神論に基づいた“無駄”なルールは廃止すべきという正しい時代の流れである。

 消防団員の場合、活動には相当の体力が必要とされ、適宜飲食をしたほうが効率的な活動ができるだろう。“耐える”という精神論に固執する必要などまったくなく、今回の君津市の規定廃止は賢明な判断と言えるのではなかろうか。

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