『獣になれない私たち』新垣結衣と松田龍平に「ラブ」が芽生える可能性は低い!?

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日本テレビ『獣になれない私たち』オフィシャルサイトより

 11月21日に第7話の放送となる、新垣結衣の主演ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)。“気づかい女”の深海晶(新垣結衣)が、自分らしく前に踏み出す姿を描いたラブかもしれないストーリーで、「どの登場人物に対してもイライラが募る」という視聴者の声もあったが、独特の重さに惹き付けられるファンも増えており、視聴率を伸ばしつつある。

 前半は晶が仕事も恋愛も“堂々巡り”になってしまうという悩みが描かれてきたが、中盤にさしかかり、晶の彼氏・京谷(田中圭)が呉羽(菊地凛子)と浮気をしたり、晶が京谷の前でわざと恒星(松田龍平)とキスをしたり、呉羽と橘カイジに偽装結婚疑惑が持ち上がったりと、物語は進展。「誰と誰がラブなの?」という予想もできない、手に汗握る波乱の展開となっている。

 第6話では、晶と恒星、呉羽ら近所のクラフトビールバー「5tap」の常連で飲んでいる中、呉羽が夫である橘カイジの仕事関係のパーティーに行こうと提案。しかし呉羽と友達以上恋人未満の関係だった恒星はカイジに会いたくない一心で、「約束があるから、晶と」と嘘をついて断る。

 晶は、呉羽が店を出ていったあと、「恒星さんって呉羽さんのことすっごい好きだよね」と笑う。恒星はとぼけていたが、動揺しているようでもあった。めちゃくちゃキスしてたのに、やっぱりここに「ラブ」のフラグは立たない……のか……?

パワハラ中小企業とホワイト大手企業

 一方で、晶の仕事は変わらず忙しい。彼女が働く中小IT企業「ツクモ・クリエイト・ジャパン」では、社長の九十九(山内圭哉)がオフィス内に監視カメラを設置した。SEチームのリーダーが「音声まで拾えるって、まるで我々が監視されてるみたいです」と不満を漏らすと、社長は「もしそうやったとして、なんか問題あんのか?」と開き直るからタチが悪い。

 「ツクモ・クリエイト・ジャパン」は、取引先の大手企業「樫村地所」と懇親会を開く。そこは京谷が勤める会社であり、晶も過去に派遣として働いていたところでもある。懇親会では京谷の部下の軽はずみな発言をきっかけに、“なぜ女の浮気は「だらしない」って言われるのに、男の浮気は「甲斐性」なのか”について議論が白熱。そこに遅れて登場した九十九社長は荒れ模様の懇親会風景に、「深海! 深海がついとって何しとる!」と怒鳴り散らすのだが……ここで取引先の部長が立ち上がった。

 「樫村地所」の部長は、九十九にとって大学時代の先輩でもあり、頭の上がらない存在だった。部長は「九十九! 深海さんになんて言い方すんだ!」と叱り飛ばした。九十九はシュンとなり「はい……」と従うしかない。京谷がいかに高給取りかは彼が20代で立派なオートロック付きマンションを購入していることから明らかだが、大手企業なうえに取引先社員にも優しいホワイト企業かよ……優秀なのに「樫村地所」の正社員にはなれなかった晶がますます不憫である。

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