健康

『大恋愛〜僕を忘れる君と』戸田恵梨香と小池徹平の患う若年性アルツハイマー病とは

【この記事のキーワード】

Thinkstock/Photo by fizkes

 現在放送中の連続ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)が人気だ。若年性アルツハイマー病に冒された女医(戸田恵梨香)と、彼女を支え続ける小説家の男性(ムロツヨシ)の純愛ストーリーだが、お涙頂戴に偏らず、胸キュンと涙と笑いが絶妙なバランスでおさまっていると話題の作品である。

 アルツハイマー病の進行の抑制や、根本治療が可能な薬はまだ存在しない。劇中でも、エリート精神科医(TOKIO・松岡昌宏)が、アルツハイマー病の最先端研究に邁進するシーンが描かれている。16日放送の第6話からは同じく若年性アルツハイマー病を患う男性役で小池徹平も登場。物語を撹乱していく。

「日中の眠気」とアルツハイマー病の関連を徹底検証した研究

 認知症の患者は2015年の段階で世界に4700万人おり、2050年には1億3200万人まで増えると予想されている。

 認知症には様々な種類があるが、厚生労働省の報告によれば、日本人の認知症患者の7割弱は「アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)」だ。アルツハイマー病は進行性の病気で、脳の機能が正常な時期から脳内でひそかに病態は進んでいる。

 内勤・外勤を問わず、日頃から「日中の眠気」を覚えるという人の場合、将来的にアルツハイマー病を発症する可能性が高い――そんな気になる兆候報告が『Sleep』(9月5日オンライン版)に掲載された。

 Adam Spira准教授(米ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院メンタルヘルス科)らの研究陣は今回、「日中の眠気」や「昼寝の習慣」と、通称「脳のゴミ」とも呼ばれ認知症の原因になるといわれている脳内アミロイドβの蓄積性との関連を徹底検証した。

 研究に際しては、かつて認知機能が正常なボルチモア地域の男女を対象に実施された「加齢に関する」コホート研究の調査記録が基礎データに用いられた。

 その中から脳画像検査を用いたサブスタディという、本試験中に挿入された別の試験に参加した男女123人の追跡例が検討対象に選ばれた。

 彼らの研究開始時の平均年齢は60.1歳。いずれも「日中の眠気」や「昼寝の習慣」に関する当時のQ&Aに答えているが、前者の傾向がある人は24.4%を占め、後者の習慣は28.5%の人が持っていた。

 その後、123人全員が16年以内に脳画像検査を受けており、その記録から前掲・アミロイドβの蓄積の有無が解析された。

 結果、①日中に眠気を覚えない層と、②日頃から日中の眠気を覚える(ないしは抑えられない)層を比べると、脳内アミロイドβの蓄積が認められる確率は明白に②のほうが高かった。

 また、昼寝習慣の有無に関しては、「アミロイドβの蓄積」との間にとりたてて有意な関連性は認められなかったそうだ。

1 2

ヘルスプレス編集部

健康・医療情報でQOLを高めるサイト

twitter:@Health_Press_JP

サイト:HEALTH PRESS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。