『大恋愛〜僕を忘れる君と』戸田恵梨香と小池徹平の患う若年性アルツハイマー病とは

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睡眠不足はアルツハイマー病のリスクになる

 研究を主導したSpira准教授は、今回の解析結果を総括してこう語っている。

 「アルツハイマー病の予防に関しては従来から、食事/運動/脳トレーニングなどの対策が重要な要素であると語られてきた。正直、睡眠についてはこれまでさほど注目されてはこなかった。しかし、今回の示唆をきっかけに睡眠不足はアルツハイマー病のリスク因子であるという見方に変わるだろう」

 たとえ睡眠時間が同じだったとしても「夜更かし派」と「早起き派」を比較した場合、前者のほうが糖尿病などの疾患を発症しやすい――そんなNan Hee Kim氏(高麗大学校安山病院)らの研究報告もある。そして、生活習慣などが原因で発症する2型糖尿の病患者が高齢を迎えると、脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の両方のリスクが上がるのだ。

 また、米シカゴ大学が行なった実験では「就寝時間が不規則」な群は、「毎日同じ時間に就寝」する群よりも、血糖の分解を促すインスリンの感受性が大きく低下したと報告されている。要は、現代的な交代勤務などに起因する「概日リズム(体内時計)の乱れ」が糖尿病のリスクを引き上げる――この報告は、睡眠量の違いのみならず「いつ就寝するか」が重要である点も示唆している。

 (夢を見やすい状態の)レム睡眠時間が占める割合が1%低下するごとに、認知症リスクが9%高まる――豪州・スウィンバーン工科大学のMatthew Pase氏らの研究報告も見逃せない。

 従来の動物実験でも夜間の睡眠時間を制限すると、脳内や脊髄液のアミロイドβの蓄積につながることが示唆されている。ヒトを対象とした研究でも「睡眠不足」が脳内アミロイドβの蓄積と関連することが報告されている。

 アルツハイマー病の治療法は未だに確立されていない。Spira准教授らの報告は「かりに今後、治療法が開発されたとしても、予防こそを重視すべきである」と強調しており、規則的にして十分な睡眠を取ることこそ「認知機能低下に対する予防策の一つになりうる」とも書いている。

 まずは、夜更かし生活からの卒業が将来的な認知症リスクを予防/回避する一歩といえるだろう。

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