韓国インスタで「犬投げ」が虐待論争 「子ども投げ」も炎上騒動に

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日本では「子ども投げ」ショットが炎上

 海をわたった韓国では「犬投げ」が物議をかもしているが、日本では「子ども投げ」ショットが流行している。インスタグラムでは、子どもを抱き上げた写真に「#高い高い」「#空飛ぶ」などのハッシュタグをつけた投稿はよく見られるが、なかには子どもから完全に手を離し、勢いよく空に放り投げるようなショットもある。乳幼児を遥か頭上に投げ出しているようなショットもあり、明らかに危険な行為だ。

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Instagramで「#高い高い」と検索すると、多くの投稿が見られる。

 今年5月、東京ディズニーランドで乳幼児を空高く放り投げる写真を投稿したユーザーの投稿が問題視され、「落としたらどうなるのかって考えないのかな?」「インスタ映えのために飛ばされる子どもがかわいそう」「子どもはおもちゃじゃない。本当に親のエゴ」などと、批判コメントが多く寄せられるという炎上騒動が起こっていた。

 しかし、インスタグラムではいまだに「子ども投げ」ショットの投稿が多数見受けられており、いまも一部で流行しているようだ。

「子ども投げ」は落下してケガ……だけじゃないリスク

 「子ども投げ」は、落下してケガという身体的な危険のほかにも、空に投げ出された衝撃で子どもの脳がダメージを受けるというリスクがある。

 厚生労働省が注意を呼びかけている「揺さぶられっ子症候群(乳幼児揺さぶられ症候群)」は、大人が乳幼児の身体を激しく揺さぶることで、脳に損傷をきたすことだ。乳幼児の脳は非常に柔らかくダメージを受けやすいが、激しい衝撃を受けることで脳のまわりの血管や脳神経が引きちぎられ、言語障害や学習障害などの後遺症が残る可能性があるという。乳幼児はもちろん、頭蓋骨が発達する2歳頃まで注意が必要だ。また、身体へのダイナミックな衝撃で発症することもあるという。

 インスタの「子ども投げ」ショットには、乳幼児から2、3歳くらいまでの子どもが映っていることが多いが、勢いよく空に放り出されてキャッチされる衝撃で、子どもの脳がダメージを受ける可能性があることを覚えておくべきだろう。小さな子どもを投げることのリスクは、目に見えるケガばかりではない。

 日本と韓国で「犬投げ」や「子ども投げ」が批判を浴びているが、どちらの投稿者にも共通しているのは、インスタグラムのためなら弱者を利用し、危険にさらすことを厭わないという態度ではないだろうか。「犬と遊んでいるから」「子どもだって喜んでいるから」などと正当化し、自らの傲慢さに気づかないふりをしている投稿者もいるだろう。犬や子どもは、決しておもちゃではない。想像力を働かせてほしい。

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