とんねるず木梨憲武と石橋貴明の不仲・険悪ムードに残る違和感

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 木梨憲武は、早朝ラジオのレギュラー出演だけでなく、インタビューで積極的に「ジジイ」をアピールし、朝型のライフスタイルを公言。妻や家族との生活についてもおおっぴらに語っている。今年4月に公開された主演映画『いぬやしき』で演じたのは、ジジイ役だった。そのうえで、“とんねるずのノリさん”にとどまらない活動を展開している。昔から続けていた創作活動も、ここ数年はより一層注力するようになり、今年7月からは「木梨憲武展 Timing -瞬間の光り-」も展開。過去を振り返っている様子は、見られない。

 一方の石橋貴明は、どうだろうか。今を受け止めて楽しんでいるか。実は『たいむとんねる』では、案外“好々爺”の役割を引き受けているように見え、若い頃のような暴力性を伴った笑いはもうやらないだろうと思わせる。本音ではテレビや視聴スタイルの変化に忸怩たる思いを持っているかもしれないが、どこか割り切って吹っ切れたようにも見えるのだ。

 石橋も木梨も共に50代後半。高校時代から一緒だった二人だ。長年の芸能活動においては、さまざまな辛辣を舐め修羅場も経験してきているだろう。独立した人格を持つ人間同士であり、双方の間に“方向性”や“考え方”の違いが生じたことも一度や二度ではないのではないか。それぞれの仕事や家庭、交友関係や趣味だってあり、べったり仲良しでもそれはそれで不可解だ。つまり、もし彼らが“不仲”、つまりそれほど仲良しこよしな関係でないとしても、大人同士の関係性として何らおかしくない。

 コンビでの活動がなくなり、それぞれの進む道は異なるだろうが、「二人で一緒に何かやる」機会がゼロになるわけではない。ヒット曲を多く持つとんねるずゆえ、単発でのライブなどは構想があるらしい。意地を張って喧嘩別れするほど、彼らは幼いギョーカイ人ではなさそうだ。

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