『あなたには渡さない』は、サスペンスかコメディか? イカれたキャラたちのバトルから目が離せない! 

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 旬平のライバル・笹井も今ひとつ魅力に欠ける。第一話の「指なめ」シーンには度肝を抜かれたが、第二話では目立ったアクションはなく、「優しいお兄ちゃん」として通子を見守っていた。次回からはぜひとも情熱的な求愛行動を披露していただきたい。笠井を演じる田中哲司は、バイプレーヤーとして数えきれないほど多くの作品に出演しているが、「良い上司」や「お父さん」といったような無難な役柄がほとんどで愛憎劇のキーパーソンを演じるようなイメージはまったくなかった。彼にとって新境地である「笹井」が大化けすれば、「田中哲司セクシー説」が世の中の人々に浸透するかもしれない。ここは一発、爆笑を誘うふりきったパフォーマンスをお願いしたい。木村や水野が過去に演じた「サイコ妻」を上回る、情熱的な怪演をこの目に焼きつけたいものだ。

唯一まともなキャラもいずれ爆発するか? 

 出てくる登場人物すべてが面白く見えて困ってしまうこのドラマだが、数少ないまともな人物も存在している。旬平の下で働く板前の矢場俊介(青柳翔)と、通子の息子・一希(山本直寛)だ。この2人には(今のところ)裏がなく、親身になって通子を支えてくれる数少ない存在。強烈な人物で渋滞中の『あなたには渡さない』の世界で唯一の癒しになりそうだ。しかし矢場は、旬平に浮気をされた通子に同情し、強い思い入れを見せた一面もある。飛び入り参加で大人の愛憎劇に参戦する可能性も大きい。強烈な「花ずみ」の面々に毒されないよう願うばかりだ。

 女の闘い、男女の愛憎、隠された陰謀と裏切り。サスペンス要素がたっぷりな『あなたには渡さない』第三話は、怪しすぎる仲居・八重のスパイ疑惑が浮上。早くも「花ずみ」は絶体絶命のピンチに陥ってしまう。無一文で食事に来た図々しい画家・六扇(横内正)からはカラダを狙われるわ、元愛人たちのマウンティング対決に巻き込まれるわと災難続きの通子だが、果たして度重なる危機を乗り越え、無事借金を完済することができるのだろうか? 通子がカリスマ女将になる日が楽しみだ。 

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