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東京入国管理局のツイートに批判と擁護で炎上 「人間への虐待を止めて」「不法入国者が悪い」

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東京入国管理局公式ツイッターより

 今月20日、東京入国管理局の公式ツイッターが、「~落書きは止めましょう~ 11月19日早朝,港南大橋歩道上にて。 表現の自由は重要ですが,公共物です。 少しひどくはないですか。。。」という文章と共に、「FREE REFUGEES」「REFUGEES WELCOME」と、つまり「難民を自由にしろ」「難民歓迎」と書かれた落書きの3枚の画像をツイートした。

 この東京入国管理局のツイートがネット上で拡散されると、「入管は人間への虐待を止めてください」「落書きはひどいかもしれませんが、自分達のしていることにも目を向けて下さい」など、東京入国管理局や東日本入国管理センターで起こっている、外国人への非人道的な待遇を非難する声が集まった。

 一方で、「違法入国している外国人が悪いのだから仕方がない」「彼らを引き取らない外国側にこそ問題があるだろう」と、入国管理局を擁護する声もあり、賛否分かれている。

 今までの東京入国管理局のツイッター投稿は、イベントの宣伝や窓口の混雑状況などをお知らせするツイートがほとんどであり、落書き注意のツイートは唐突に感じるものではある。なお、現在このツイートは固定ツイートとなっている。

東日本入国管理センターでは自殺や死亡事故が相次ぐ

 茨城県牛久市にある東日本入国管理センターでは、被収容者に適切な医療を受けさせないこと、収容期間が長期化していることなどにより、自殺や死亡事故が相次いでいる。

 昨年3月には、体調不良を訴えたベトナム人男性に対して、適切な処置をすることなく放置し、死亡させたことが報道された。また、今年の4月にはインド人男性が自殺を図り死亡、その1カ月後にも自殺未遂者がでている。定期的に被収容者への面会をしている医師や牧師などで構成された「外国人収容所を改善する会」によると、2006年から2016年の間で、全国の収容所内での自殺予備軍は年間30~60人にのぼっているという。また、4月のインド人男性の自殺を受け、一部の被収容者が朝食を食べないといったハンストを起こしたという報道もあった。

 その他、2011年には東日本入国管理センターの職員が中国人の被収容者に対して「外国人をいじめるのが楽しい」と暴言を吐いていたことがわかり、センターが謝罪する事件も起こっており、「拘束者への人権侵害だ」という指摘が度々されてきた。

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