東京入国管理局のツイートに批判と擁護で炎上 「人間への虐待を止めて」「不法入国者が悪い」

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東京入国管理局に拘束されている女性の家族が人権侵害を訴える

 被収容者への人権侵害が問題視されているのは、東日本入国管理センターだけではない。東京入国管理局でも、3カ月以上収容されているクルド人女性の母親や支援団体が今年3月に会見を開き、“人権侵害”を訴えた。

 今年の3月9日に公開された「ハーバービジネスオンライン」の記事によると、女性は6歳に時に日本に来たというが、なかなか難民申請が通らず、仮免許手続きを繰り返すことで収容所には入らず生活していた。しかし、22歳のときに突如仮免許の更新ができなくなり、詳細な理由も明かされないまま収容所に入ることとなった。彼女はパニック障害を抱えていたものの、薬を収容所内に持ち込むことは禁止され、発作を起こした際も独房に放置されたという。

 その他、今月に入ってからは、大阪入国管理局では通常6人用の部屋に17人を収容し、24時間以上施錠していたことなども判明。全国の収容所で人権問題が表面化している。

日本で暮らす外国人の人権は課題だらけ

 日本で暮らす外国人への人権問題は課題が山積みだ。管理局の拘束者だけでなく、外国人技能実習生に対しての低賃金労働や、蔓延するパワハラ・セクハラも改善策が必須である。

 政府は国内の人手不足解消のため、外国人労働者の受け入れを拡大する「出入国管理法改正案」を閣議決定し、来年4月から運用する予定だという。しかし、日本に入国した外国人の人権侵害が放置されたまま、受け入れ基準をゆるめてどんなことが起こるか。目先だけを見た性急な議論の前に、まず「対象は人間であり、人権を持つ」というごくごく基本的な前提が共有されているのか、問いたい。

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