『まんぷく』ハマった安藤サクラ、強烈キャラの松坂慶子も最高! 善人よりもたくましく

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安藤サクラ、ハリウッドスターも時間の問題? 

 今でこそ脚光を浴び華々しい活躍を披露している安藤だが、日の目を見たのは遅く、いろいろな葛藤があったようだ。彼女は幼少の頃に父の舞台を見て女優になろうと決意するが、「芸能一家」という周りの声を気に病み、小学2年生の時に夢をいったん封印したという。しかし、アルバイトなどの経験を積み、高校在学中に女優の道に進むことを決意。端役から癖のある役まで多くの役柄をこなし着実に力をつけていった。

 そして2009年、園子温が監督を努めた映画『愛のむきだし』で、カルト教団の勧誘員・コイケを演じてひと際強い存在感を発揮、その高い演技力が注目された。この作品で安藤と共演した満島ひかりは、彼女のことを「私が最も影響を受けた女優」と語っている。

 満島ひかりといえば、最近は安藤との不仲が囁かれ話題を呼んでいるが、噂の大部分はほぼフィクションじゃないかと思う。私は2017年の東京国際映画祭で満島に取材をしたことがあるのだが、その時彼女は「すごいと思う女優を教えて」という質問に対し、間髪入れず「安藤サクラです」と回答し、その魅力を嬉々として語っていた。当時すでに安藤の『まんぷく』主演は報道されていたし、確執があったのならあんな風に微笑んで安藤の話ができるものだろうか。ライバルであることに間違いはないだろうが、相当な苦労をして今の地位を確立した2人なのだ。戦友といっても過言ではないだろう。心ない報道が2人の友情を阻むことがないよう願いたい。

 紆余曲折を乗り越え、福子の出産やたちばな塩業の新たなる挑戦など、第二ステージへと突入した『まんぷく』。経営が軌道に乗り出したとはいえ、まだまだ平穏な日々は訪れそうにない。気になる第9週(11月26日~12月1日放送)はといえば、一度消えかけた福子の浮気疑惑が再浮上したり、たちばな塩業の「塩作り組」が不満を爆発させたりと、ますます騒がしくなりそうだ。福子と萬平と共に、新たなる冒険を楽しみたい。

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