お小遣い制をやめる子育て 子どもの「スマホ買って」に親はどう応えるのが正解か

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子どもが「スマホ買って」と言ってきたら

 たとえば子が「スマホを買って」と言ってきたとき。

 思春期になると、子は自分専用のスマホを欲しがるようになります。特に高校生以上でスマホを持っていなければ、もはや友人関係の輪に入れないほど必須のコミュニケーションツールですから、買わないわけにもいかない。

 しかし、何も考えずに与えてしまうと、簡単にインターネットにつながりますから、危険な出会い系サイトやアダルトサイトへの接触、個人情報やプライバシーの漏洩、ネットマナーのミスなどによりいじめに遭う、といった懸念もあります。

 かといって親がガミガミと勝手なルールを作れば、子は不満を感じたりウソをついたりする可能性もある。

 そこで、ルール作りを子に任せるのです。

 たとえば「スマホを持つことによる危険には何があるか10個考えてみて。そして、それを防ぐにはどうすればいい?そのうえで、親が納得するあなたのスマホ使い方ルールを提案して」などとお題を出し、お母さんとお父さんが2人とも納得できればスマホを買うとか。

 それで「1週間後に発表して」などと伝え、プレゼン大会を開く。そのときはダメでも再チャレンジOK。晴れてゲットしたら、そのルールを紙に書いて部屋の壁に貼るなどしてもらう。

 親の勝手なルールを押し付けるよりも、子が自分で考えて提案してきたルールのほうが、子どもなりに納得し守ろうという動機になります。

 子にとって、親が決めたことはたいてい理不尽に感じるものですが、この方法なら親は子の意志を尊重してくれていると感じるでしょう。

 私の知人の起業家の娘さんは、親が言わなくても自分からプレゼンしてくるそうです。

 それは進学についての要望で、端的に言うと「自分は宇宙関連の仕事に就きたいから、その方面の進学に有利なこの学校に行きたい。全寮制で費用は年間〇〇円。お願いします」ということだったのですが、学校も費用もすべて自分で調べて提案してきたというのです。

 そして自分で宣言しただけに、誰かに言われなくても自分で受験勉強して合格したそうです。

 これも親子の会話が豊富で相互に信頼関係があるからということと、子は子で理由をちゃんと伝えれば親は納得してくれるという安心感があり、逆にしっかりした理由がなければ親は納得しないと理解しているからでしょう。

 私自身もお小遣い制ではなく、都度必要なお金を親に伝えてもらっていました。すぐに「ダメ」などとは言わず、基本的には何でも買ってくれるという信頼感がありましたから、本当に必要なものだけを正直に申告する習慣がついたのだと思います。

●参考文献『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』(マガジンハウス)

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