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「原価○○円でしょ!」ハンドメイド作品を値切られまくる店員の苦悩

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Thinkstock/Photo by DragonImages

 ハンドメイドの作品を販売する『ヒルナンデス』(日本テレビ系)の人気企画が、ひところ話題を集めた。

 番組では材料費と販売価格が大きく紹介され、【低コストで利益を得られるボロい商売】という印象を与えかねないものだったためだ。

 ネット上では「その手のプロに作ってもらって手間賃を含めた料金を支払うのが常識」「ハンドメイドは材料費もあるけど、手間賃なんだよ」といった声も噴出している。この番組の影響か、発言小町でも、ハンドメイドの値下げを求められることに頭をかかえるトピ主からの相談が寄せられていた。

ハンドメイド品を販売しています。最近よく値切られ疲れます

 トピ主・紫さん(34歳・主婦)は週4で雑貨屋店員のパートをしている。店では、手作り品の材料なども扱い、販売もしている。お客さんも多く、店長との関係も良好。子供も小学校に上がり、ある程度時間に余裕ができるようになったので、ハンドメイド品を自分でも作ってみるようになった。そして4年が経ち、店長さんにも褒められるようなクオリティのものを作れるようになったという。

 「お店に出したら?」と言われたので、数点出してみたところ好評ですぐ売り切れた。それから定期的にお店に出しているのだが……ここ最近、値切られることが多くなってしまったというのだ。

 商品には“店員の紫さんの作品です”といった具合のポップをつけてくれているのだが、それを見たお客さんから「店員の紫さんですよね? これ材料費300円ですよね? なら500円位になりません?」など直接言われてしまう。

 しかし、材料費が300円だと言い切られてはいるが、材料費以外にも色をつけたり、接着したりなどで消耗品代、手間賃もかかっている。それだけでなく、時間もかかり、1つ作るのに半日ほどかかるものもある。また、納得のいく材料をお店以外でも購入に行くし、そのための交通費などもかかっている。

 スペース代は店長の厚意で無料にしてもらっているが、本来は一カ月単位でお金もかかる。

 そんな事情があるのだが「このブレス1000円は高い、材料費300円でしょ? 500円にしてよ」などと言われてしまう。なので、最近トピ主は値切られることに疲れてきた。

 「ちゃちく見えるからかな? と思うと余計疲れてきて…。店長さんはそんなお客さんのこと気にすることないよ~と言ってくれますが…。作る気持ちも萎えるのです。どうして値切るのか?よければ値切る人の気持ちがわからないので教えてください」

 という相談だ。まあ…仮に材料費としてはお客さんが言うぐらいの額だとしても、やはり手間賃がかかるものである。その辺をまるっきり無視して原価を盾に値下げ要求するのはちょっと厚かましいようにも思うのだが……。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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