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「原価○○円でしょ!」ハンドメイド作品を値切られまくる店員の苦悩

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 さて発言小町ではこれまでも「手芸得意なトピ主が、幼稚園ママからグッズをタダで作れと要求されている」といったトピが何度も上がったことがあるため、こうした“手間賃”に対する考え方はきちんとしている。多くが「値切る人の気持ちはわかりません」「材料と完成品の違いがわからない人たちがそういうことを言うのでしょう。流すしかないと思います」「恥ずかしいと思います。値切ってる人見ると。材料費がどーのこーの言うなら自分で作れば良いのにね。」といった具合に、値切る方の感覚を疑問視する声が多い。

 またアドバイスとしては「『申し訳ありませんが、お店の決まりで値引きはできません』で、よろしいかと思います。」「値切られたら、「勝手に値段を下げられないんです」と答えましょう」「ハンドメイドの趣味と仕事の境目は曖昧だと思うので仕方がないですが、これは仕事としての作品であるときちんと説明する努力が必要です」「とりあえずトピ作というポップは外して売ったらどうですか?」などなど色々なものが寄せられた。

 お節介の領域だが、トピ主のプロ意識が足りないという声もある。

 「お客さんが値切るのは、作っているのが素人でプロが作っている作品ではないと思っているからです。すぐに売り切れる程好評なら、値切るお客は無視するか、その値段では売れませんと言うことです。昔こんな話を聞きました。『手芸教室で作品展を開き、作品に値段を付けて売ることになった。売りたくない作品には高い値段を付けたが、高い値段のものから売れて行った。』手間暇をかけた作品は、見る人が見れば分かるのです。貴女が自信をもって作った作品には、それ相応の値段を付けるべきなのです」

 元アクセサリーデザイナーからは最も腑に落ちるアドバイスがあった。

 「まず『店員の紫さんの作品です』とポップをつけたのがまずかったんじゃないかと。趣味で作っている人は「工賃」「雑費」「消耗品」の概念はなかなか持ちにくい。しかもお客さんなら材料の相場もよく知っている。そして店で販売しているパーツを使っているのなら「どうせ社割で安く買ってるんでしょ?」位思っているんじゃないかな?今後も販売されるのであればトピ主さんが作った事は伏せる事を勧めます。聞かれたら「委託販売です」と言っておけば流石に値切り交渉は無くなると思うよ。その人達だって普通のアクセサリーショップで販売しているアクセサリーは値切らないだろうから」

 巷で売られている商品で、敢えてハンドメイドと謳わないハンドメイドは結構あるようだ。ハンドメイドを売りにするから、こうしたトラブルが起こるのだろうか。「手作り」だから高く売れるケースもあるが、「手作りなら安く売ってよ」と厚かましい捉え方をする人もいるわけで……。

 トピ主レスが更新された。「店員の紫さんの作品です」というポップに問題があるという指摘もあったが、トピ主の説明によれば、それとは無関係に値切り屋は値切ってくるようだ。

 「店長さんがポップを外してくれて、様子を見てますが…。やはりレジで私以外の方の作品についても「材料費○円でしょ、○円にならない?作者に聞いてよ」と言われることがあるそうです。お断りはしていますが、どうして?作者に連絡するからもういい!と逆切れする人もいました」

 ひぃ〜〜! これはもうハンドメイドショップを渡り歩きながら値下げ交渉しまくっている消費者なのではないかと疑うレベルである。作者に連絡するとか心底迷惑〜〜〜。

 「手作りなんて所詮材料費○円でしょ。なのにこれは高い!と思う人が増えたのかな?と同僚が言ってました。心理が全くわからず、昔はたまにいた値切る人が急に増えたというのもわかりません。本当にすみません、最近もう作る気力もわかず、作品を数カ月おいてません。楽しみにしてるから~とのお声もあるので、なんとかしたいのですが…。店で他作家さんの作品を値切る人がいるたびに疲れるんです」

 値切る人が急に増えたのか。トピ立ての時期も最近なので『ヒルナンデス!』の影響もなきにしもあらず、な感がある。さらなるトピ主レスでは、店長がついに動いた。

 「『値切らないで』とやんわり書いた注意書きを店長さんが貼りました。しかし読まず値切る人がいます。作家さんに直接連絡して値切った人もいるのを、店に作品を置きにきた作家さんに聞きました。だからもう今月で作品を置くのをやめて、作るのをやめるのと言われてました」

 ひぃ〜〜〜! 他の作家さんへの値切りも止まない店……これもう材料を売っている今の店で、ハンドメイド品を売るのをやめて、別棟を借りてそちらで販売した方がよいのではないか。

 「レスにもありました。テレビで材料費これだけで儲ける方法とやらをしていたから値切る人が増えた。これは他作家さんからも聞きました。連動して値切る人が劇的に増えたのでこれが一番原因でしょう。私自身の値切られることはなくなりましたが、注意書きで他作家さんの作品の値切りがなくなるのか? 様子見をしています。値切るなんて信じられない、材料費以外の値段もあるのに、普通じゃないという書き込みが大半なので少しほっとしました。とりあえず様子を見てますが、貼り紙を見ずに値切る人はまだチラホラいます。」

 と、トピ主も『ヒルナンデス!』の影響をうすうす感じているようだ。

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