松島聡と岩橋玄樹、病気離脱の相次ぐジャニーズ事務所は「ブラック」なのか

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 しかし、今回の松島に対しても、先日の岩橋に対しても、ジャニーズ事務所はパニック障害による休業を認め、そして公に発表した。発表された事務所のコメントを読む限り、人前に出るタレント業と並行しながら治療を続けるよりも、一旦仕事から離れて休養することが望ましいとの判断をしている。内臓疾患や外傷とは異なり、精密検査で身体的異常が見つかる疾患ではないパニック障害は、一見、病気を患っているようには見えないこともあり、もし今のジャニーズ事務所が「ブラック企業」なら、彼らを休ませず酷使したのではないか。

 今から15年ほど前の2003年、KinKi Kidsの堂本剛は、パニック障害と過換気症候群を患っていると明かした。堂本剛は休養を取ることなく仕事を続け、当時「死にたいと思っていた」ほど辛かったと自著やインタビューで語っている。10代後半から20代前半にかけて、人気絶頂のアイドルとして、音楽番組、コンサート、そしてドラマ主演と堂本剛のスケジュールは常に満杯だった。今でこそソロアーティストとしての音楽活動に時間を割き、役者業からは多少距離を置いてマイペースな仕事ぶりを実現している堂本剛だが、馬車馬の如く仕事漬けだった時期もあったのだ。その当時、命を絶たずにいてくれて本当に良かったが、今振り返れば運が良かっただけなのかもしれない。ジャニーズ事務所にもその反省は当然あるのではないか。

 今年、ジャニーズ事務所ではタレントの不祥事が続き、一方でタレント自身がブロブなどで自らファンの迷惑行為に苦言を呈することも立て続けに起こり、事務所の管理体制が問われる局面も多かった。まさに激動の一年だ。これからしばらくは立て直しを図る重要な時であることは間違いないが、ここで若いタレントたちに無理をさせてはならないとブレーキを踏んだことは、ジャニーズ事務所にとって一つの前進なのだと思う。

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