
『この恋はツミなのか!?』公式サイトより
異例の速さでドラマ化が決定した人気コミック『この恋はツミなのか!?』が12月4日(火)深夜1時28分より放送を開始する。このドラマはTBSドラマイズム枠の放送となり、前番組の『ルームロンダリング』に引き続き伊藤健太郎が出演。初めての主演を務めることでも大きな話題だ。
IT企業にプログラマーとして勤める小日向大河(伊藤健太郎)は、生まれてから今まで恋愛をしたことがまったくない。友達すらもほとんどいない彼は、何に関しても無関心。淡々と毎日をやり過ごして何となく生きてきた。ある日の朝、満員の通勤バスに乗車した大河は急ブレーキのせいでバランスを崩し、目の前に立っていた女性(柏木由紀)の胸に顔を押し付けてしまうというハプニングに遭う。事故で終わらせるはずだったのに、頭の中がその女性のことで埋め尽くされてしまった大河だった。
なんとその夜、朝の女性と居酒屋でばったり再会! 今度は彼女のスカートがめくれ、パンツが丸見えになる瞬間を目撃してしまう。気まずそうに顔を伏せるその女性は、女流棋士・駒田多恵という名だった。アクシデント続きの出会いによって、大河は人生初めての恋に落ちていくことになるのだが-!?
『この恋はツミなのか!?』は青年コミック誌「ビッグコミックスペリオール」期待の新人・鳥島灰人による連載作品。初めての連載作品が異例の速さでドラマ化という快挙を成し遂げた鳥島氏は、「とても嬉しいです」と喜びのコメント。主演の伊藤と柏木をはじめ、他キャストのイラストをTwitterに更新し、ファンを楽しませている。
近頃流行りの格差恋愛
「究極の格差恋愛」がテーマのであるこのドラマ。女流棋士とサラリーマンという、住む世界の違いだけではなく、年齢も多恵が年上で、ひと回り離れた12歳差。大河にいたっては恋愛経験がまったくなしの童貞である。格差どころか共通する部分が見当たらない2人だが、最近のドラマはこういった「格差恋愛」をテーマにした内容が増えたような印象を受ける。
数年前のドラマの傾向だと、ハイスペックな男性をモノにするため肉食女性が奮起する内容が多かった。草食男子と分類される煮え切らない男性を、恋愛に貪欲な肉食女子があの手この手を使い陥落させるのである。
しかし、最近は男性と女性の立場が逆パターンだったり、女性がハイスペックだったりするドラマが目立っている。例に挙げれば、現在放送中の『大恋愛』(TBS系)の尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)は、女医と引っ越し屋のアルバイトという普通であればありえないカップルだし、7月クール放送の『高嶺の花』(日本テレビ系)も、名門華道家の令嬢・もも(石原さとみ)と自転車屋の直人(峯田和伸)が恋に落ちるという、これまたあり得ない設定だった。とはいえ、現実には眞子さまと小室圭さんのような究極の格差恋愛もあるくらいだから、時代のトレンドなのかもしれない。
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