上沼恵美子批判のとろサーモン久保田、スーマラ武智はテレビを“干される”のか

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 また、上沼がトム・ブラウンの漫才ついて「未来のお笑いって感じかな。私は歳だからついていけない」と発言していたことについて、「新しい芸についていけないなら審査員を辞すべき」と、客観的な意見も見られていた。

 上沼は関西テレビ界の女帝であり、ベテラン芸人だ。ベテランならではの経験や知見が買われての『M-1』審査員という大役なわけだが、一方で、“今”の若手の生み出す笑いをベテランが評価することに、視聴者がなんともいえない歯がゆさを感じることもあるだろう。

 今回、若手芸人から噴出した批判に対して、翌日に上沼恵美子が『M-1』引退を宣言したスピード感は、かなり素早く冷静な対応だ。お笑い界における自らのポジションを「年寄り」と表現しているところも的確で、さすが女帝の貫禄を感じさせる。あるいは上沼本人にも、もともと思うところがあったかも知れない。

 お笑いはブームを超えて広く定着し、芸人たちは「上が抜けないと若手が活躍できない」とも言われて久しい。久保田と武智による上沼批判も、業界全体に蔓延する不満が、コップのフチから溢れ出たようなものとも言える。

 だが、一連の騒動についてネットでは、芸人としての本音だろうと理解を示す向きもありつつ、失礼な発言もあったことへの批判、動画をweb上にUPしてしまった軽率さへの非難が多い。「上沼さんに対しては、あのさんまでさえ敬語使ってるのに……」「もうこのふたり、関西ではテレビ出れないだろうなあ」「松っちゃんの立つ瀬もなくなっちゃったね」などと、お笑い界におけるふたりの進退を案ずる声も多くあがっている。

 件の動画における上沼への発言内容に、無礼な言葉があったことは事実だ。吉本興業がそのことを重く見ているがゆえに、Twitterでとはいえふたりは謝罪コメントを出したのだろう。

 ただ、あの動画が原因となって、久保田と武智のふたりがテレビ業界を“干される”ようなことはあってはならないだろう。ベテランへの敬意は大事だが、敬意が忖度になるようでは世代交代もできず、業界として不健全だ。この件について、『M-1』審査員であり今や業界の重鎮であるダウンタウン松本人志はまだコメントしていないが、次週の『ワイドナショー』(フジテレビ系)あたりで言及してくれるだろうか。

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