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女性管理職が増えないのは、経営者が“女らしさ”を求めているから?

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Thinkstock/Photo by nd3000

 株式会社あしたのチームは11月29日、経営者150人・女性社員150人を対象にした「女性管理職」に関するアンケート結果を発表した。

 「勤務先に女性管理職がいるか」を聞くと、半数以上の61.7%が「いる」と回答したが、女性管理職の割合は7.05%と1割にも満たなかった。女性管理職はいるにはいるが、その数自体は、圧倒的に少ないという状況のようだ。

 女性管理職が少ない要因を、男性主導型の組織体質に見ることは簡単だが、、女性自身が管理職に“なりたがらない”ことも一因だと言われている。実際に、女性社員への「将来管理職になりたいか」という質問では、「そう思わない」(54.3%)が半数以上。「そう思う」はわずか14.3%と、1割強に留まっている。女性社員が管理職への意欲を示さない理由としては、以下の意見が掲載されている。

 <男性からのやっかみが怖いから。>
 <家庭の用事で休めなくなるから。>
 <管理職が大変なのは目の当たりにしている。家庭を犠牲にしているが。責任のない位置で長く働きたい。>

 そこで、女性社員に「会社にどのようなサポートや制度があれば管理職になりたいと思うか」と聞くと、1位は「プライベートや家庭と仕事を両立しやすいサポート体制」(50.0%)で、2位の「社員の意識改革のための研修」(19.2%)、「ロールモデルがあること」(19.2%)を大きく引き離した。女性のライフイベントを理解し、ワークライフバランスが獲得しやすい働き方が実現できなければ、女性管理職の割合が増えることはなさそうだ。

女性管理職には「女性視点」が期待されている?

 また、同調査では経営者にもアンケートを実施しているが、「女性社員の活躍を支援したいと思いますか」という問いに、なんと96.0%もの経営者が「そう思う」と答えているのだ。そこで、経営者に対して「女性管理職に期待すること」について自由回答を集めると、非常に興味深い内容が寄せられた。

 <男性の独断専行とは違い、物事を多面から見られるため、失敗が少ない。かたい仕事をするのではなく、仕事が楽しいと思える職場にすることを期待している。>
 <女性特有の、男性よりも思い切りの良いアクティブな行動・発想を期待する。業界や社内職務の環境にとらわれない、大胆な発想が欲しい。>
 <男性管理職が伝えると厳しく聞こえる伝達事項を優しく伝えてほしい。>

 これはいったい、どういうことだろうか。

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