スマホに奪われるのはもったいない! 「親子の会話時間の長さ」が与える良い影響

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 東北大学加齢医学研究所助教の横田晋務氏の著書で、東北大学加齢医学研究所教授の川村隆太氏が監修した『2時間の学習効果が消える!やってはいけない脳の習慣』 (青春新書インテリジェンス)でも、親子の会話の重要性が指摘されている。

 <これまでの心理学的な研究では、親子のコミュニケーションによる影響として、子どもの言語や情緒的な発達を促したり、認知機能を向上するという効果が明らかにされてきました。>

 さらに、子どもの「語彙力」も、親子の会話によって増やすことができるという。学習コンサルタントの坂本七郎氏は、『プレジデントFamily』2016年 04 月号(プレジデント社)で、親子の会話で難しい言葉や慣用句使っている家庭の子供は語彙力が高くなると説明する。 

 <そういう家庭環境の中で育った子は、必然的に言葉や表現に対して敏感になっていきます。親の会話から語彙を広げたり、国語辞典や漢和辞典に慣れ親しんだりする。そんな習慣が積み重なっていけば、漢字 にも強くなるのです。>

 会話の頻度だけではなく、内容も大切ということだろう。

 しかし大前提として、親が子に目を向けなければ、会話のコミュニケーションは発生しないし、子どもの「語彙力」も育たない。冒頭の調査結果に現れたように、スマホが親子の会話を奪っているというなら、これほどもったいないことはないだろう。

 プログラミング教育や英語教育など、我が子への教育投資に熱視線を送る親は多い。ただ、それらを習わせるとするなら、同時に親子の会話の充実を図ると、子供の成長にとってはより効果があるのではないだろうか。

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