
Thinkstock/Photo by Natee Meepian
はじめまして。私は、「起業18フォーラム」という、会社員のための起業準備塾を主宰しています。月々の収入をちょっぴり上げるための副業、そして、会社員のまま始める起業準備としての副業など、さまざまな角度から「起業」や「副業」について語らせていただきたいと思います。
2018年、「働き方改革」の流れの1つとして、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」をまとめました。「モデル就業規則」から副業禁止の規定が削除されたことをきっかけとして、一部の大企業が社員の副業・兼業を認める動きを取り始めています。
全体としては、副業を認めている企業数はまだまだ少ない印象はありますが、ある意味では、「定年延長もあるし、お給料も上げなくちゃいけないし、でも全員には無理だから、自分の人生は自分で何とかしてね!」というこの流れは、もう止まることはないのでしょう。
副業の3つのタイプ
一言で副業といっても、いろいろなスタイルがあります。具体的な仕事について書く前に、まずは、副業について、タイプ別に大雑把に分けてみました。
タイプ1.アルバイト型
目的1:収入をちょっぴり上げたい
飲食店・警備員、イベントスタッフ等、もう少しお金がほしいという理由から、飲食店などでアルバイトをする。
目的2:起業の準備として副業をしたい
終業後や週末にアルバイトをして、将来の独立資金を貯める。
タイプ2.お小遣い稼ぎ型
目的1:収入をちょっぴり上げたい
ポイント・アンケート、アフィリエイト等、もう少しお金がほしいという理由から、ポイントサイトなどで小銭を稼ぐ。
目的2:起業の準備として副業をしたい
資金を貯める目的は同じだが、稼ぐ金額よりも時間の融通が利く方を選択。
タイプ3.ビジネスオーナー型
目的1:収入をちょっぴり上げたい
ネットショップ・不動産、コミュニティ運営・教室等、会社を辞めるつもりはないが、自分で稼ぐ仕組みを構築して回していく。
目的2:起業の準備として副業をしたい
先の独立を見据えて、会社員のうちに、副業としてその準備を始める。
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この数年、独立・起業ブームが続き、今年は、副業解禁元年ともいえる1年になりましたが、ではこの場合の「副業」は、どの副業を指しているのでしょうか? それを考えるために、まずは、各タイプの特徴についてお話していきます。
上の「1.アルバイト型」は、兼業とも言うべきでしょうか。本業が終わった後の時間やお休みの時間にもうひとつのお仕事をして、お給料をもらうタイプの副業です。時間が足りなくなって大変だと思いますが、やれば確実にお金が入ってくる点は魅力です。
次の「2.お小遣い稼ぎ型」が、従来の「副業」というイメージに近いです。人によって違うかもしれませんが、私自身はそうでした。「ネットを使って小銭をチャリンチャリンと稼ぐ、在宅でできる単純作業」というものです。
そして、「3.ビジネスオーナー型」は、私が主宰している「起業18フォーラム」で支援しているタイプの副業で、「自分自身が中心となり、仕組みを作り、好きなことでお金を稼ぐ」ということになります。自由度が高く、とても楽しいチャレンジですが、やってもすぐにお金にならない点が、「今すぐお金がほしい!」「今すぐ買いたいものがある!」という人には向いていないという特徴があります。
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