大人になるとお正月のお年玉はもらえないけれど、その前の12月に嬉しい臨時収入がもらえる人は多いはず。そう、冬のボーナスです。
そのボーナスを当て込んで、販売する側も年末セールを仕掛けてきます。
ボーナスがもらえるとなると、大物も買いたい、旅行にも行きたい、自分へのご褒美も――とついつい盛り上がってしまいがち。しかし、このボーナスの使い方次第で、貯まる人と貯まらない人を簡単に見分けることができます。“ボーナス貧乏”に陥りがちな人のパターンに当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。
支払いはカード払い。コンビニも電子マネーで済ます人は大丈夫?
たとえば、話題のキャッシュレス生活をすでに実践しているという人。使ったお金をいちいち家計簿につけなくても、クレジットカードで払えば利用明細が残るから大丈夫、電子マネーも現金チャージなんて手間はかけずにオートチャージ設定済み。レジでもスマートに支払いを済ませ、財布もすっきりというタイプ。でも、じつは黄色信号の人が紛れているかもしれません。
クレジットカードの特性は、後払いということ。プリペイドカードやデビットカードと異なり、実際に口座からお金が引き落とされるまで猶予があります。ある月にちょっと使い過ぎて、想定以上に口座からの引き落としが多かったとしましょう。口座の残高が寂しくなるわけですから、ますますカードに頼る生活に。すると、次の月も残高不安、また次の月も…と、いわゆるツケのリレーが続いて行きます。
とはいえ、給料日直後の引き落としはできているから、本人もそれほど焦ってはいないもの。そして、ボーナス月がやってきて、そのお金でようやくツケがきれいに清算できました、というサイクルが繰り返されていくわけです。
また、オートチャージ設定をしている電子マネーは、使っても使っても残高が補てんされていくため、今月いくら使ったかの意識が薄くなりやすいもの。毎月の収入に対して使った金額が妥当なのか、どうしてもカード払いでは見えにくくなるのです。
結局、楽しみにしていたボーナスが、カード払いの清算に食われてしまった……とならないよう、くれぐれも注意を。カードで払った分の現金をすぐに口座から引き出しておくくらいしておけば、まず赤字に陥ることはないのですが。