入管法改正を強行する安倍政権、外国人技能実習生の命を軽視するあまりにも冷酷な考え

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 『ニュースウオッチ9』でタム・チー氏は、出入国管理法改正案についてこのように語っている。

<いろんなトラブルも出てくると思いますので、やはり一番心配なのは皆さんの命の問題ですね。私たち外国人だからこそ、軽蔑とか差別じゃなくて、同じように考えて、同じように対応してほしいです>

 同じように考えて、同じように対応してほしい──この言葉は重く響く。指摘されている人権侵害の問題にまともに応じない法案審議のプロセスを見ると、その背景に外国人への差別的な感情が含まれていると思われても仕方がない。

 ちなみに、11月29日放送『報道ステーション』(テレビ朝日)によれば、ベトナムでは、過酷な実態が明るみになってきた日本よりも、賃金や待遇などがきちんと整えられている韓国に行きたがる若者が増えているという。番組が取材したベトナムの研修施設では、日本行きを希望する人(1000人)よりも、韓国行きを希望する人(1300人)のほうが多く、現地で採用活動を行う日本企業の社員は、優秀な人材の確保に苦戦していると語っていた。

 日本の外国人技能実習制度は、国連やアメリカ国務省により複数回にわたって勧告を受けてきた。このまま行けば日本が海外から人権後進国として広く認知される日もそう遠くはないのかもしれない。

(倉野尾 実)

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