政治・社会

寒くてもタイツの着用は禁止? 子どもの身体的特徴を無視した学校の理不尽な“決まりごと”

【この記事のキーワード】

Thinkstock/Photo by Razvan

 大抵の学校には、円滑な学校運営のため、また生徒自身のために校則がある。しかし理不尽な決まりごととしか思えない“ブラック校則”も存在し、度々テレビやネットで物議を醸している。

 最近ではツイッター上で、娘が「寒い」という理由からスカートの下にタイツを履いて学校に行ったら、「足が暖かいと集中できないのでタイツは禁止されている」という投稿がなされ、話題になった。

 このツイートに反応した人々からは、「タイツは可だったが靴下の重ね履きはダメ」「コート・マフラー・手袋も禁止」「中学校では半袖短パンの上に長袖ジャージを着られるのは3年生からだった」など、たとえ寒くても学校から“防寒”を禁止されている、またはいたという報告が多く寄せられていた。

 また、寒い日にタイツを履いて登校したら「子供らしさがない(=よろしくない)」と教師に言われたとう声もあり、「子供は寒さに強いもの」「子供は寒さに耐えるべき」といった理想や根性論を持っている教師もいるようだ。

 「子供は風の子」という言葉もある。一年中、真冬でも半そで半ズボンで登校することが、健康優良児の証だったという地域もあろう。あるいは、今もあるのかもしれない。

 しかし、1年中半袖で過ごしても健康な子供もいれば、冷え性などを抱え寒さにより体に異常をきたす子供もいる。寒さの感じ方はそれぞれ異なり「子供だから寒くても大丈夫」といっしょくたにすることは危険だ。健康状態もそれぞれ、免疫力もそれぞれだ。にもかかわらず一律に薄着を強制し、逆に体調を崩しては本末転倒である。

「成長の妨げになる」という理由から置き勉が解禁

 個々の子供の身体の特徴を考慮し、今まで“当たり前”とされてきた学校の決まりを廃止しようとする動きは近年強まってきている。

 「教科書を学校に置いて帰ることは禁止」と指導された経験がある人は多いのではなかろうか。しかし、その“置き勉”を解禁しようとする流れがある。

 今年9月、文部科学省は全国の教育委員会などに対して、置き勉を許可するように通達した。

 小中学校の授業時間が年々増えるにつれ、教科書のページ数も増加している。重たい教材を毎日持ち運ぶことは子供の背中や腰に負担をかけ、猫背や成長の妨げになることが懸念されての通達だったようだ。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。