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とろサーモン久保田は謝罪に納得していない? 松本人志との徹底議論はありえるか

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左:とろサーモン久保田 右:松本人志

 『M-1』審査員批判が炎上し続けている。12月2日に行われた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)の決勝戦後に、芸人たちが開催した飲み会で撮られた動画を発端としたこの炎上騒動。動画では、とろサーモンの久保田かずのぶが上沼恵美子に対して「そろそろもう(審査員を)やめて下さい」「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」と批判し、動画を撮影しインスタライブで公開していたスーパーマラドーナの武智は「更年期障害かよ」「オバハン」と上沼への暴言を吐いていた。

 動画はネット上で素早く拡散。騒動が大きくなり、4日朝には、久保田と武智がそれぞれTwitterで謝罪した。ただ、久保田は5日放送のAbemaTV『NEWS RAPJAPAN』で<会社や社会の中では年長者や権力者に意見する事は、正しいことでも罪人・悪人のように大衆に吊るし上げられ>などとラップを披露。上の者に楯突いたり毒舌を吐いたりというのは久保田の芸風といえ、久保田の中では明確に言いたいことや訴えたいこと、おかしいと感じていることがあるのかもしれないが、タイミングがタイミングだけに「反省の色がない」と受け取られることは避けられなかった。また、他の芸人たちはテレビやラジオで今回の動画騒動に触れ、皆一様に、久保田・武智の行為に批判的な姿勢を明らかにしている。

 一方、渦中の上沼恵美子は、動じる素振りを見せない。3日放送のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で「私みたいな、こんな年寄りがね、ポンっと座って偉そうにしている場合ではないんですよ。だからもう、私は引退します」と、『M-1』審査員を辞退する意向を示した上沼恵美子。9日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)では、今回の動画騒動について直接言及した。

「私ネットとかまったく知らなくて、アナログ女で申し訳ないんですけど、先週、『M-1グランプリ』をやりました。なんか炎上してすごいことになっているらしいんですよ」

「私はえこひいきはしませんし、審査を何度もやらせていただき、本当に真剣に審査をさせていただいています」

 『M-1』審査員を辞退したところで、上沼恵美子は痛くも痒くもない。この事態に右往左往しているのは、とろサーモンとスーパーマラドーナを擁する吉本興業だろう。

 12月9日放送の『ワイドナショー』では、コメントを求められた松本人志が「動画は見てないです。でも否が応でも耳に入ってくる」と前置きした上で、こう語った。

「簡単に言うと、ハロウィンで騒いでいた若者たちと変わらないことを彼らはやってるんですよ。ただ違うのは彼らは40のおっさんだし、上沼さんは軽トラじゃねえし」
「やっぱり彼らは何よりも勉強不足ですよ。上沼さんという人がどれだけの人か、本当にわかっていない。勉強不足だし、勉強が不足しているということすら勉強できていないと思いますよ。 やっぱあの人のやってきた功績考えたらすごいし。それから、吉本ではない人で、女性目線で、僕より先輩で、当然尊敬できる人で、あのポジション座れる女性はあの人しかいないので、そこを言われてしまうと、いや、俺はきついなと」

 久保田・武智の吐いた暴言そのものや、インスタライブで公開する行為に対してというよりも、業界の重鎮であり、自身も尊敬している「すごい人」である上沼恵美子に対して礼儀を欠いたことが、松本は我慢ならない様子であった。

 「『お酒飲んでSNSするな』って、みんな言うんですけど、それはそれで僕は変なかばい方だなと思って。いくらお酒飲もうが、まったく思ってないことは言わないから。そこは僕はごまかしちゃいけないなと思います。でも、思ってることを、特に僕が怒ってもしょうがない。ただ、スーパーでサーモンは買わないですけど。トロも買わない」

 さらに松本は踏み込む。

「これね、おそらく上沼さんのことだけを言うてるんやないんやと思うんですよ。僕のことも含まれているんやろうな。審査員に対する鬱憤みたいなものがたまってるんやなと思うんですよ」

 『M-1』に対して、審査員の“好み”が採点を左右するのではないか、と見る向きがあることを、松本も把握しているのだろう。

「審査員を一般の人にしたらいいんじゃないか、とずっと言われてるんですけどね。でも僕が違うかなと思うのは、どうしてもプロが見てるという緊張感の中で、エンターテインメントってすごく向上していくので、一般の人に向けての笑いばっかりやっていると、絶対クオリティは下がっていくと思うんですよね」

 松本人志もまた、芸人の世界で大きな影響を持つ大御所であることは言うまでもない。さて、ここから久保田と武智はどう立ち回るのか。

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