前述のラップで久保田は、権力者への反逆心をうたっている。
「会社や社会の中では年長者や権力者に意見する事は、
正しいことでも罪人・悪人のように大衆に吊るし上げられ
羊として生きることが正しいと洗脳された家畜達に批判される運命にありますか」
「誰かが「権力にはむかうとは何事だ」と声をあげると
一斉にそれに賛同
自分たちとは違う勇気あるものを潰しに来るのは彼らが皆
権力に逆らえない自分の生き方を変える勇気がないのか」
「家畜人間だからです」
一部スポーツ紙によると、上沼恵美子は、久保田と武智の“謝罪”の申し出を、「その必要はない」と断ったという。久保田に乗っかって子供じみた悪口をとばした武智はともかく、久保田は思うところがあっての発言だっただろう。であれば、上沼との接触は難しくとも、“権力者”である松本と対峙する機会を吉本興業が与えてはどうなのだろうか。
久保田は9日、大阪・梅田の「よしもと西梅田劇場」の公演に登場し、「大炎上してすみません」と観客に謝罪したという。客席からは「がんばれー」との声援が上がり、村上ショージも「久保田くんは反省してます。ごめんなさい」と謝ったそうだ。
しかし久保田はこれでいいのだろうか。酔っていたとはいえインスタライブで配信された動画において滔々と語っていた内容を、久保田本人が「正しいこと」だと自負しているのなら、徹底的に主張する良い機会なのではないか。それとも、久保田自身「自分の見解は間違っていた」と納得しているのだろうか。もし久保田が「勇気あるもの」として松本に議論を仕掛けるとすれば、吉本興業としてもそれを受け入れる度量の広さを示してほしい。
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