アンダーグラウンド、ゴシップ、スキャンダルがお得意な〈コアマガジン〉で、ついに当連載も注目している〈スピリチュアル男子〉が取り上げられていましたね。媒体は、アンソロジーコミックス『まんが これが現実 貧しい日本 居場所が、ない』 (コアコミックス)。登場したのは、子宮委員長の元夫である岡田哲也氏に、胎内記憶を主張する産婦人科医・池川明氏、そして自称キチガイ医こと内海聡氏。そこには、彼らの主張である「虐待、障害、難病等は、自分が招いたことである」が描かれ、「増殖!! 超★自己責任論の素敵な世界」と揶揄たっぷりのフィクション漫画に仕上がっていました。
このラインナップへ、心理カウンセラーである心屋仁之助氏が出てこなかったのが、ある意味残念。前回の記事でもご紹介しましたが、流産体験の苦しさや悲しみを訴える女性へのアドバイスとして「あなたがそう望んだ」と回答しているのですから。
流産した女性に「あなたがそう望んだから」とアドバイスする心屋仁之助のカウンセリング
「あなたの子どもは叩かれるために生まれてきた」ーー「娘を叩いてしまう」なる悩みに対する、心理カウンセラーのアドバイスです、これ。 ネット上ですでに〈…
さて、しょっぱなから話がやや脱線してしまいましたが、前回に引き続き〈性格リフォーム心理カウンセラー〉心屋仁之助氏を追っていきたいと思います。第2回目となる今回は、心屋氏が活動初期に行っていた、〈オープンカウンセリング〉へ通っていたという30代女性N代さんの体験談です。
メンタルの不調からカウンセリングへ
N代さんの話の前に、心屋流のオープンカウンセリングとは何か? をご紹介しておきましょう。いわゆる「グループワーク形式」のようで、ネット上ではこんな説明がありました。
・参加者が長机をロの字にして座る(カウンセラーがお誕生日席、参加者は左右に座るという形らしい)。他人の悩み相談を聴いているだけで、自分の悩みが解決することがある。
・心屋塾では「カウンセラーがふと思ったこと」を大事にしている。
・自分以外の人の悩みを聞き、解決していく過程を見ていると「自分との不思議なシンクロニシティ(不思議な偶然)」が起り始めることがある。
・2時間その場を過ごし、その時の気持ちを「お気持ち金」として納める。
N代さんがこれへ通うようになったのは、メンタルが疲れていた時期に鬱を患い、カウンセリングを希望したことから。初めは会社の保険診療内で受けられる、国家資格を持つ心療内科を受診したところ、「自分には合わない」と感じて中断。そして、心屋氏のカウンセリングに行きついたと話します。