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メンズ地下アイドルの“闇”も笑えない 結婚していた男性アイドルの進退を“ツイッターの投票”で決める所属事務所

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「甘党男子」公式サイトより

 今月10日、男性アイドルグループ「甘党男子」の公式ツイッターは、メンバーの室井一馬が結婚していたとして、本人の進退をツイッターの投票機能を用いて行うと投稿した。また翌日には、公式ホームページで投票の仕方や投票期限などの詳細を掲載している。

 「甘党男子」とは、スイーツが好きな男性をコンセプトにしたアイドルグループである。小規模な会場でのイベント活動が主であり、いわゆる“メンズ地下アイドル”といえるだろう。そのメンバーの一員である室井一馬が“結婚している”という情報を先日関係者から聞いた所属事務所は本人に確認。彼は認めたという。

 事務所への相談なしに結婚したことは、ファンを裏切る行為であり重大な契約違反に当たるとして、事務所は室井のマネージメント契約の解除・グループ脱退を検討しているという。しかし、事務所と本人との話し合いを重ねた結果、進退は応援してくれるファンに委ねるということで、ツイッターでの投票が決定したようだ。

 なお、本人は存続を希望している。

ツイッターの投票はファン以外も可能

 今までも恋愛禁止を破ったアイドルが解雇や脱退させられたという話は度々あったが、進退をツイッターの投票で決めるということは、おそらく初の試みだろう。

 「甘党男子」は世間ではまだまだ知名度の低い地下アイドルだ。そのため、「ツイッターの投票でアイドルの進退を決める」という話題を作り、知名度を上げる目的があるのだろう。しかし、メンバーにとって事務所を退社しグループを辞めるということは、人生において非常に重要な岐路となるはず。その決断さえエンターテイメントに変えようとしている事務所の考えがまず怖い。

 また、本人も十分納得した上で投票式を採用したとしても、ツイッターの投票は“誰でも”できる仕組みになっている。事務所は“ファン”に委ねるとしているが、ファンでない人々が面白半分に投票することも可能だ。知名度が広がるとすれば、なおのこと「ファン以外」の投票が多くなるだろう。ファンだけではない投票によって出た結果は、「ファンの意向」とは異なるのではなかろうか。

 今年3月にご当地アイドルグループ・愛の葉Girlsの大本萌景さんが自殺したことを機に、女性地下アイドル業界の“闇”が多数のメディアで報道された。しかし芸能界においてそうした境遇は、“女性”に限られたことではないようだ。現在では、男性の地下アイドルも増えている。

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