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テーマパークで相次ぐパワハラ告発 長崎ハウステンボスはH.I.S.も撤退か

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ディズニーランドは就業中の怪我でも労災申請を許可しない?

 ディズニーランドでのパワハラを報じたのは、今年9月発売の「FLASH」(光文社)だ。

 「FLASH」では千葉県の労働組合「なのはなユニオン」代表・鴨桃代氏の言を掲載。鴨桃代氏によると、キャストとして契約社員で働くAさんは2013年、着ぐるみを着用しながらの勤務中に、客のいたずらにより指を負傷したという。しかし、ディズニーランドを経営するオリエンタルランド社は「我慢すべき」として労災申請を許可しなかった。その後、Aさんは、暴言を吐かれるようになり精神的に追い詰められ、休職を余儀なくされたようだ。

 また、同じくディズニーランド従業員のBさんも、着ぐるみを着てショーなどに出演していたが、2017年ごろに腕に激痛が走り病院を受診。キャラクターを演じるために絶えず腕を上げ続けていたことによる血流障害「胸郭出口症候群」と診断されたという。この際も、オリエンタルランド社は労災申請手続き・休業補償はしなかったという。

ディズニーランドのパワハラ告発&ブラックバイト横行、夢の国は崩壊寸前

 9月18日発売の「FLASH」(光文社)が、「東京ディズニーランド」の暗部を報じている。ディズニーランドで働くキャスト2名が、度重なるパワハラ…

ウェジー 2018.09.20

 「なのはなユニオン」はオリエンタルランド社と数回にわたり団体交渉をしたが、会社側は労災は認めたものの安全配慮義務は怠っていないと主張。AさんとBさんはオリエンタルランド社を提訴した。初公判は先月13日に行われたが、オリエンタルランド社の主張は変わらず、原告側の請求棄却を求めたという。

会社組織の中で常態化する暴力

 今年は過酷な労働環境や暴言といったパワハラだけでなく、暴力によるパワハラ動画も問題となったが、その数々はもはやパワハラではなく“暴行”であった。なかでも衝撃的だったのは、熱されたしゃぶしゃぶ鍋のなかに顔を突っ込まれる動画だ。

 今年11月発売の「週刊新潮」(新潮社)は、渋谷区にある芸能プロダクションの社長である20代男性が、「熱湯が入ったしゃぶしゃぶの鍋に従業員の顔を突っ込むパワハラ」をはたらいたと、ショッキングな動画つきで報じた。

 被害者の男性は、取引先を招いた2015年の忘年会で「何か面白いことをやれ」と社長に指示され、鍋に顔を入れざるを得なかったという。男性は後遺症や傷跡などが残る可能性のあるⅡ度の火傷を負うこととなった。また、被害者の男性は日常的に社長からパワハラを受けたという。

煮えたぎる鍋に従業員の顔突っ込み大火傷、鉄パイプで殴打…明らかな暴行を「遊び」「悪ふざけ」と弁解する会社

 「週刊新潮」2018年11月29日号(新潮社)が、渋谷区にある芸能プロダクションの社長である20代男性が、「熱湯が入ったしゃぶしゃぶの鍋に従業員の顔を…

ウェジー 2018.11.21

 同誌の取材に社長は「ふざけてやった」と主張しているが、被害者男性は今年12月に会見を開き、刑事告訴や損害賠償請求の民事訴訟も検討していると公表。決して“悪ふざけ”で済まされることではない。

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