ジャニーズLove-tuneの去り際は立派だった 語れない真相、愚痴も封印

【この記事のキーワード】
ジャニーズLove-tuneの去り際は立派だった 語れない真相、愚痴も封印の画像1

Love-tune

 11月末を持って解散した、ジャニーズJr.のユニットLove-tune。年末と来年3月の退所を控える2人を除いたメンバーはすでに退所し、新しい道を歩き出しています。

「愚痴の1つも何も言わずに退所していく彼らの心中を思いやると、真相を言えないのが何とも心苦しい」というアツコの語る、Love-tuneの思い出とは?

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 先週に引き続き、Love-tuneの解散&退所について。ヤスケンこと安井謙太郎くんを知ったのはいつだったっけなぁ?  随分と前のことだからもう定かじゃないけれど、初対面から人懐こくて話していて「頭の回転の早い子だな」と思ったのは強く印象に残っているわ。聞けば進学校に通っていて、大学進学を考えていたのだけれど、悩んで悩んで出した結論が「進学は断念して、ジャニーズでアイドル業を極める!」というものだったの。

 2007年に入所してジャニーズJr.として地道に活動し、少しずつファンが増えていって。可愛い顔と抜群のトーク力、ダンスほかパフォーマンス力を確実につけ始め、先輩たちのコンサートのバックで踊るのも定番となった頃のこと。ヤスケンの名前がパ~ッと一気に広まったことがあったのよ。

 あれは2011年2月12日の東京・国立代々木競技場第一体育館でのこと。当時はまだジャニーズJr.だったKis-My-Ft2のコンサートが行われていたんだけど、合間のMC中にヤスケンが“茶封筒”を持って突然、メンバーの元に現れたの。「これを渡すように言われて」と言ってサッとはけて行ったんだけど、その茶封筒の中には「キスマイ、2011年CDデビュー」というとんでもない朗報のメモが入っていてね。アツもこの目でしっかり見ていたんだけど、キスマイメンバーは「えーーーーーっ」と雄叫びを上げながらステージを駆け回り、長年キスマイを応援してきたファンのみんなは号泣するし、ずっと取材をし続けてきたマスコミ陣もウルウルしちゃって、「よかった、やっとだね」と感動して。

 しかもその茶封筒を持ってきてくれたのが我らがヤスケンだったわけで、それからは彼のことを「幸せ配達人の茶封筒くん」と呼び始めたの。キスマイメンバーも可愛がっていたし「次にデビューするのはヤスケンでありますように」と誰もが願わずにはいられなかったのよね。あとで「最近は“茶封筒くん”って呼んでるから」と報告したんだけど本人は、「茶封筒の中に何が入っているのか全然知らなかったから、俺だってびっくりしちゃったよ」ときょとんとした顔で話していて笑っちゃったんだけど、大学進学を辞めてまでジャニーズで健気に頑張ってきたのに、こんな形で退所に至ってしまうなんて。やっぱり残念だわ。

 ヤスケンはバラエティー番組『ヤンヤンJUMP』(テレビ東京系)や『ガムシャラ!』、『真夜中のプリンス』(テレビ朝日系)などで愛くるしい姿と巧みな話術で人気を博して、そのおかげでコンサートも大盛況。さらに演技もとっても達者なのよね。2012年からは日本テレビ系のドラマ『スプラウト』、『Piece』、『BAD BOYS J』、『49』、『特別ドラマ企画「仮面ティーチャー」』、『SHARK~2nd  Season~』などに立て続けに出演。中島健人くん主演の『黒服物語』(テレビ朝日系)にも出演していたしね。

 舞台も滝沢秀明くんの舞台を始め数々出演していたけれど、2016年にはジャニーズの舞台ではない大竹しのぶさん、渡辺えりさん、キムラ緑子さん主演の『三婆』に出演して、それこそ三婆さんにも可愛がってもらって、役者としてやっていける自信もつけたようなの。映画『ニート・ニート・ニート』では初主演を飾ったしね。

 まぁこれからも俳優業で食うに困ることはないと思うけど。でもやっぱり王道アイドルスマイルを振りまきながら、ステージで歌い踊るキラキラしたヤスケンをもっともっと見ていたかったなぁというのが本音。今までほぼ全ての現場で彼を取材してきたから、今はもう心にポッカリ大穴が空いちゃった感じなの。ファンの皆さんはもっと哀しんでいると思うけど。もうなーんにも言えないわよね。

1 2

「ジャニーズLove-tuneの去り際は立派だった 語れない真相、愚痴も封印」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。