指原莉乃卒業で「AKB48第三章」が幕を開ける! ピンチをチャンスに変えるアイドルグループ進化論

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 しかしここで、あえて「ピンチはチャンス」という考え方をするべきだろう。これは、2014年に『逆転力 ~ピンチを待て~』(講談社)で、ほかでもない指原が示した言葉だ。さらに言えば、AKB48は指原から脱却することによって、「AKB48第三章」をスタートさせると考えてみてもいい。

 AKB48の10年以上にわたる歴史を物語にたとえることについては、小嶋陽菜や横山由依をはじめ、多くのメンバーが言及している。「AKB48第一章」は、2005年に結成した秋葉原の地下アイドルが全国区にのし上がるまでの成功ストーリーであり、絶対的エースとして君臨した前田敦子の卒業(2011年)で締めくくられる。続く「第二章」は、大島優子、高橋みなみらが黎明期を支えたメンバーが続々と卒業していく一方、島崎遥香や川栄李奈ら新ヒロインが誕生しては、また巣立っていくという円熟期だった。

 この平坦な戦場のなかで指原は覚醒する。アイドルの王道から逸れることで、“飛び道具”としてバラエティへ進出し、グループの可能性と選択肢を拡げていった。この功労者の卒業によって「第二章」にピリオドを打ち、そして茫洋たる「AKB48第三章」が幕を開ける。そんな筋書きを期待し、指原を送り出すファンも多いだろう。AKB48グループは指原を欠くことで代わりになにを得るか、ここからが楽しみだ。

「指原莉乃第二章」にも注目せよ!

 一方で、指原は卒業後、どのような背中を見せてくれるか――やはり、バラエティでの活躍が続くだろう。指原のトーク力や機転は、博多大吉や土田晃之、みのもんたからも絶賛されるほどだ。『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)や『坂上、指原のつぶれない店』(TBS系)では冠MCをつとめるほか、キー局と地方を併せて現在10本以上ものレギュラーを持っている。

 さらに一部では、指原は今後なにがしかの形でAKB48のプロデュース業に携わり、秋元康の後継になるのではとの噂もある。実際に2017年からは、アイドルオーディション番組『ラストアイドル』(テレビ朝日系)における「Someday Somewhere」と、声優アイドルユニット「=LOVE」という2つのアイドルグループのプロデュースを手がけている。秋元康のもとで、指原がタレント兼アイドルプロデューサーとして新たな道を開拓することも考えられるだろう。

 指原なきあとのAKB48の活躍はもちろんのこと、指原がアイドル卒業後の進路をどう切り開くか? 多くのファンは、「AKB48第三章」と「指原莉乃第二章」に、期待しながら見守っていくだろう。

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