人事コンサルタントが教える、社内での評価を上げるちょっとしたポイント

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人事考課の時期を把握しておくことが重要

 期末効果を使用するためには、人事考課がいつ行われているのかを把握しておく必要があります。

 4月から翌年3月までを人事考課期間、6月と12月に賞与が支給される企業では、

・12月の賞与支給決定のための人事考課は10月頃に行われる
・6月の賞与支給決定のための人事考課は4月頃に行われる

 というのが一般的です。昇給金額や昇格を決定するための人事考課をする時期は企業によってばらつきが大きく、賞与の人事考課のタイミングと合わせ4月に行うところもあれば、2月頃に行なっているケースもあります。

 ぜひ、皆さんの会社の人事考課のスケジュールを確認しておくことをお勧めします。

考課対象期間が過ぎても気を抜いてはいけない

 先ほど、人事考課では考課対象期間中のすべてを考課することが原則、と説明しました。しかし、人事考課業務は考課期間の翌月頃に行われることが多いため、人事考課業務をしているときにミスを報告してしまうと、せっかく上司が皆さんのことを高く評価しようとしていても、その気持ちを萎えさせてしまうことに繋がりかねません。そのため、少なくとも人事評価が最終的に確定するまでは気を抜かずに注意することが必要になります。

期末効果を悪用する際の注意点

 期末効果を使えば、皆さんの1年間の成果が変わらなくても、皆さんの評価を高めることができます。そのため、成果は人事考課期間の直前に報告することが効果的です。しかし、注意するべきことがあります。それは、「皆さんの仕事によって、誰かに影響を与え、それが皆さんの成果になる仕事」に関しては、早めに報告するほうが望ましいです。

 「皆さんの仕事によって、誰かに影響を与え、それが皆さんの成果になる仕事」は、たとえば営業レポートや競合他社分析などが該当します。これらの仕事は、レポート作成や分析業務だけで成果を上げるわけではなく、それによってチームの戦略に影響を与え、成果を出すものです。そのため、完成後早めに提示しなければ効果を得ることはできません。また、鮮度が低下すると、使えないものになってしまう可能性があるわけです。

まとめ

・成果は人事考課の直前に報告すると評価が高くなりやすい。
・ただし、早めに報告しておかなければ影響が出にくいものもある。

すでに管理職になったあなた、人事部のあなたへ

 最後に、管理職の皆さんが上記のような期末誤差を起こしてしまわないための方法をご説明します。期末誤差の回避方法は、部下の行動や実績を常日頃からメモしておくということです。そうはいっても、部下観察日記を毎日つけると思われるとハードルが高くなり、三日坊主で終わってしまう可能性が高くなります。そのため、自分が人事考課をする時に重視するだろう、と思われるような項目だけでも問題ありません。カギになるような事象があれば、それを元に思い出すことができるからです。危険タックル事件が5月であるということがわかれば、ボクシングの山根会長の件・体操の塚原夫妻の件が5月以降であるということは思い出しやすいですよね。

 最近はメモアプリなども数多く出てきていますが「自分自身に宛ててメールを送る」というシンプルな方法でも構いません。要は時期と紐付けて思い出せるようにしておくことが重要となります。

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