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年末年始は、帰省や旅行などで車を運転する機会が増えることだろう。ドリームエリア株式会社の調査では、「年末年始に帰省、または出かける際の交通手段は」という問いに、約8割(82.2%)の人が「車」と答えている。
しかし、気をつけたいのが「あおり運転」だ。いつどのように、被害に見舞われるか分からない。
2017年6月、東名高速道路で執拗なあおり運転を受けて停車させられた夫婦が後続のトラックに追突され、死亡した。12月14日、横浜地方裁判所は、この事故をめぐって自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われていた無職・石橋和歩被告に対して懲役18年の判決を言い渡した。
停車後の事故であるため、「危険運転致死傷罪」が適用されるかが今回の争点とされていたが、横浜地方裁判所はこれを認めている。しかし一部からは、「量刑が軽すぎるのではないか」との声もあがっている。それだけ悪質な事件だった。
あおり運転の被害に遭いやすい車は「白っぽくて小さい」傾向 加害者予備軍も少なくない
東名高速道路で昨年6月、あおり運転をされて追い越し車線に無理やり停止させられた夫婦が亡くなるいたましい事件があった。この追突死事故で「自動車運…
この事件を受けて、警察庁は今年1月から、あおり運転を含む悪質かつ危険な運転に対する取り締まりを強化した。警察庁は事故に至っていないケースでも暴行罪を適用する姿勢を見せており、今年11月には北海道の国道で約2kmにわたってあおり運転を行った男性会社員が、暴行罪で逮捕されている。
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