社会

「男女平等度ランキング」でまたもG7最下位の日本、マスメディアの男女格差こそが問題との指摘

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 2018年4月25日放送『あさチャン!』(TBS)で、夏目アナは<かつて、取材相手からセクハラとも取れる言葉を受けたことはたびたびありました。その人については、取材する側も皆がもうそういう人なんだなぁと諦めて、私自身も声を上げるということが、イコール、“仕事が出来ない”“心が弱いヤツ”だと思われるのが怖くて、その時は皆が黙認しているという空気ができあがっていたんですね>と、セクハラ被害に遭っても我慢しなくてはならないような「空気」が業界内の蔓延していると告発した。

 さらに夏目アナは、<今回の報道をきっかけに思ったのは、この黙認こそが、セクハラをはびこらせている一番の大きな要因になっているのではないかと思いました。ですので、女性男性ともに、一人一人がセクハラ問題を考えて、根本から意識を変える、そういう時代にきているのかなと強く思いました>と提言。この告白は、社会的議論の巻き起こっている渦中において、非常に勇気ある行動であった。

有働由美子アナは男尊女卑が根付くNHKの企業風土を告発

 こういった体質は民放のテレビ局のみならず、公共放送局であるNHKにもあるようだ。

 元NHKのアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして『news zero』(日本テレビ)を担当している有働由美子アナは2014年に出版したエッセイ集『ウドウロク』(新潮社)のなかで、いかにNHK局内がマッチョな男社会であり、それゆえに組織内で女性に対するハラスメントがまん延していたかを告白している。

 たとえば、出張に行く際、先輩ディレクターの言う通りにホワイトボードに宿泊先ホテルを書いたら、それはラブホテルの名前であり、別の先輩からからかわれたという話を有働アナは語る。

 また、飲み会の席では有働アナがいるのにも関わらず、なんの配慮もなく隠語が飛び交っていた。厳しい家庭で育った有働アナはそういった話に疎く、周囲からバカにされないように勉強したという逸話まで『ウドウロク』には綴られているのだ。

<以来、頑張ってしまったんです。対応策を身につけようと。
 とにかく下ネタ系は、恥ずかしい顔にマスキングをして、
「そんなの、知ってるわよ」
 みたいな顔をして、会話に参加しました。
 分からないときは、家に帰ってから調べたりして。当時はネットとかなかったから、辞書とか現代用語辞典とかで……載ってないものも多かった。
 しかし、飲み会の席はやたらと付き合いがいい私は、そのうち、その分野のたいがいの話には対応できるようになってしまいました。
 そしておかげさまで、飲み会でも女子としてからかわれたりすることなく、男社会で、一社会人として存在することができるようになりました>

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