テレビで堂々と繰り広げられるセクハラ、今田耕司のアプローチに中条あやみ「やめて!」

【この記事のキーワード】

 スタジオでは、スタッフが改めて確認したというダリア・ビロディドの今田に対する気持ちが市來玲奈アナウンサーによって読み上げられ「さすがに母よりも9歳年上なので恋愛対象とは考えられませんがとても楽しい人でした」。ここでも今田は「『楽しかったのでまた日本に来た時には…』とかないの?」「(2020年の東京五輪で)『ぜひ応援に来てください』とか『金獲ったら食事に』とか……」と食い下がり、市來アナが「一切書かれていません」と答えると、「気の利かんアナウンサーやのぅ」「アドリブで言うたらええ」と茶化すのであった。

 VTRの感想を求められた中条は「ガチで言っているところがすごいな」と呆れてみせる。今田が『アナザースカイ』でも共演する中条に、よく耳元で「25くらいの彼氏おらんモデルさんおったら紹介して」と囁いているとも明かしていた。

 今田の中条に対する言動にネット上では「気持ち悪い」「セクハラ」と不快を示す声が相次いでいる。実際、会社でそのような言動を行えばセクハラ認定されるだろうが、今田自身にはセクハラの意図も悪気もなく、ただ笑いを誘って場を盛り上げようと冗談で、あるいは若い女性共演者へのリップサービスとして、かつ仕事としてやっているのだろう。

 そもそもこの日の番組の大きなネタとして「おじさんなのに若い美女たちにちょっかいを出して断られる今田」という構図が用意されていたように思う。

 だからといって「これは芸人として求められた仕事をしているだけであり、今田は悪くない」と擁護するわけではない。このセクハラを「笑えるネタ」にしようとしているテレビバラエティのあり方こそ問題にしたい。

 明石家さんまの芸風もそうだが、テレビでは男性芸人がキレイな女性を口説いて断られることが「笑えるネタ」になってきた。一緒に仕事をする女性にリップサービスとして「口説く」のはマナーみたいなもの……なんていう“おおらかな”認識が通用していた時代でもあっただろう。しかし未だにそれをやり続けて笑えると考えている番組制作側の認識は、昭和かバブルで時代を止めてしまっているようだ。

 現に、今の10~20代の女優や女性タレントは、さんまや今田らの口説きネタを「それはイヤ」とばっさり斬る。たとえばオスカーの国民的美少女コンテストグランプリ・高橋ひかる(17歳だ)は、さんまに「それセクハラですよ」と進言したことがある。ただテレビ番組としてはそうしたツッコミも含めて「ネタ」だと言い張れるほど、セクハラ側に批判的な姿勢を示していない。セクハラ演出の一切を止めろという話ではなく、セクハラ演出ありきで笑わせたいなら客観的かつ批判的な姿勢を求めたい。

1 2

「テレビで堂々と繰り広げられるセクハラ、今田耕司のアプローチに中条あやみ「やめて!」」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。