騙し合いの就職活動はもう止めた!「社会人インターン」で人材確保を狙う企業の登場

【この記事のキーワード】

 グルメサイトを運営するRetty株式会社は、希望者全員に「一日体験入社」の機会を提供しているという。また、入社前から現場社員がビジネスチャットで業務に関する質問に答えてくれるなど、アフターケアならぬ“ビフォアーケア”も充実しており、入社後のミスマッチを減らせるように取り組んでいる。

 また、ホットヨガスタジオを運営する株式会社LAVA Internationalは、マーケティング職に就いている社員を招き、マーケティング部門がリアルに抱えている課題をテーマにディスカッションをする場を設定した。ディスカッションには社員も参加し、過去には社外参加者のアイデアを実際に活用したケースもあるようだ。こういった取り組みを行うことで、実際に働くイメージや、社内の雰囲気を感じてもらうことで、転職意欲を抱かせる狙いがあるようだ。

 ほかにも、富士通株式会社の採用活動は、責任者自らがAIの知見や技術を活用した解決事例を紹介し、都市問題をテーマに参加者と競争型のワークショップを開催するなど、参加者と社員が対等な立場で相互理解を深めるスタイルを展開している。また、オフィスや商業施設の設計などをする株式会社ベネフィットラインは、書類選考の段階から人事だけでなく部長自らが積極的に関与し、転職相場に合わせた待遇設定を柔軟に対応するなど行っているという。

 これらの取り組みからは、今後の中途採用が、企業側による一方的な“品定め”ではなく、転職希望者に主体性を持たせるものとなることが示されている。従来の就職活動では、お互いをより良く見せ合うための“騙し合い”になりがちだったが、お互いのニーズをさらけ出すことが大切ということだろう。転職希望者に寄り添った採用が、ひいては人手不足解消の一助となり、会社にとっても希望者にとっても望ましい結果を導くことになるだろう。

1 2

「騙し合いの就職活動はもう止めた!「社会人インターン」で人材確保を狙う企業の登場」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。