安藤サクラを公然と“ブス”扱い? 美醜ジャッジとブス罵倒の問題点

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“ブス”には何を言ってもよいテレビ番組

 地上のテレビ番組でも“ブスいじり”で笑いをとろうとする番組は存在する。たとえば、今年9月に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、イモトアヤコに対してブスを連呼しながら暴漢が襲い掛かる場面があった。イモトの容姿をブスとおちょくる演出は、笑えるものだっただろうか。

 また、インターネットテレビ局AbemaTVの『ブステレビ』は去年5月、「小学生から見てもブスはブスなのか?」という企画を放送。“ブス”として集められた女性出演者を見た小学生たちが口々に、「ブ~ス」「ブスでもありカッパでもある」「クソババァ」など酷い言葉で容姿を罵倒する内容であった。これも笑えない。

 ブスや美人の一方的なジャッジが無礼であるという以前に、人に対してそういった言葉を投げつけて侮蔑心を丸出しにをすることが、「バラエティ」「お笑い」なら許容されていることが怖い。ブスに限らないが、身体的に魅力的でないとジャッジした相手に誹謗中傷を浴びせることが「笑い」になるという価値観がそこにある。

 前述した小学生の言葉には番組側の演出も入っているだろうが、明らかにルッキズムを助長させるような内容であり、しかもそれを小学生に言わせるとは、驚きと怒りがこみ上げた。

 容姿で他人をジャッジする価値観は、長年にわたり私たちに染み付いてきたもの。なぜ染み付いたかといえば、マスメディアの影響は大きい。へきトラハウスもそうだが、多くの人への影響力を持つメディア側に「これはなぜ問題視されるのだろう?」と疑問に思い、調べ、知り、考えることが求められる。

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