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『池の水ぜんぶ抜く』は、まだテレ東のキラーコンテンツとして快進撃を続けられるか

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テレビ東京公式ホームページより

 1月2日、『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く~お宝出た!抜きましておめでとう3時間SP~』(テレビ東京系)が放送する。香川県丸亀市の丸亀城といえば、『日本三大水城』にも数えられる名城だが、城をぐるりと囲むお堀は毎年夏になるとアオコ(藻類)が水面を覆い尽くし、悪臭が問題となっているという。そこで同番組が立ち上がり、約45年ぶりに水をすべて抜いて水質改善と外来魚の駆除を図る。歴史あるスポットだけに、水がなくなった後にいったいどんな“お宝”出てくるのかにも注目が集まる。

 2017年1月から不定期で放送されてきた『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』(以下、『池の水ぜんぶ抜く』)は、文字通り、あらゆる池に赴き、何万トンもの水を「ぜんぶ抜く」。これまで全国津々浦々、43つの池の水を抜いてきた(2018年11月現在、公式サイトより)。たとえば小田原城のお壕、長野の善光寺の池、フィリピン・マニラの日本庭園まで……そこにあるはずの大量の水がさっぱり抜き去られてがらんどうとなった光景は、視聴者になんともいえない感慨を与える。さらに、水底から意外な生物(これまで、アリゲーダーガーやワニガメなど)やモノの発見が発見され、これも視聴者の好奇心をくすぐっている。

 2017年9月放送の『池の水ぜんぶ抜く』は、日比谷公園の雲形池の水を114年ぶりに抜いたが、池から発見した瓦が佐賀藩鍋島家の屋敷に使用されていた軒丸瓦と判明。歴史的な発見として話題になった。ちなみにこの回は、東京都知事・小池百合子氏がゲスト出演し、胴長姿で泥だらけになる姿を披露したことでも話題となった。

 豪快な手法がウケてたちまち高視聴率番組となった『池の水ぜんぶ抜く』。2018年4月からは月1ペースでレギュラー化し、いまや裏番組の大河ドラマを抜くこともあるほどの人気番組として、いまやテレビ東京のキラーコンテンツだ。しかし、この番組は同時に、多くの懸念を抱えてもいる。

「週刊文春」などに問題点を指摘された2018年 

『池の水ぜんぶ抜く』は、「池に棲息する生き物を保護して生態系を正常に保つ」という意義もあるが、この点については数々の問題が指摘されている。

 2018年3月の放送では、岐阜県最大のビオトープ「笠松トンボ天国」の水を抜いた。ミッションは池に生息するヤゴを外来種から守ることで、番組ではライギョやブルーギルなど外来種を駆除。放送では、ヤゴや多数の在来魚などを「保護した」と伝えられていた。しかし、この作業に協力した一般ボランティアが、ブログでその実態を告発したのだ。

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