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ジャニーズ事務所からの「圧力」を覆したDA PUMPの偉業はジャニーズ支配の男性アイドルシーンを変えるか?

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DA PUMP 「U.S.A.」

 いよいよ2018年も残すところわずかとなるが、年末の音楽番組における注目株のひとつがDA PUMPだ。

 国民的な大ヒット曲など出なくなって久しいなか、DA PUMPの「U.S.A.」は、米津玄師の「Lemon」と並んで2018年を代表するヒット曲といって差し支えないはずだ。

 「U.S.A.」のヒットを受けてDA PUMPは16年ぶりの『NHK紅白歌合戦』出場を果たす。一度は完全にグループとしての勢いを失ってしまったところから、ここまで戻ってきたのは異例中の異例である。

DA PUMP が『日本レコード大賞』の歴史に刻んだ偉業

 「U.S.A.」は、『第60回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)においても、優秀作品賞に選出され、大賞の候補曲になった。

 もしもここでDA PUMPが最優秀作品賞を受賞すれば、『日本レコード大賞』にもうひとつ歴史をつくることになる。

 「U.S.A.」はイタリアのミュージシャンであるジョー・イエローが1992年にリリースした同名曲のカヴァーだが、これまで『日本レコード大賞』では外国人作家が手がけた楽曲は入選すらできないという慣例があった。

 たとえば、西城秀樹「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」は1979年の日本レコード大賞の審査から外されているし(この年の西城秀樹は「勇気があれば」でノミネート)、また、岩崎宏美「聖母たちのララバイ」も100万枚以上を売り上げた大ヒット曲であったのにも関わらず、外国人作曲者がクレジットされている曲であったことから1982年の『日本レコード大賞』でノミネートを見送られている。

 こういった歴史があるなか、優秀作品賞に「U.S.A.」が入ったというだけで快挙である。

 今回「U.S.A.」の他に優秀作品賞に選ばれている楽曲は、欅坂46「アンビバレント」、三山ひろし「いごっそ魂」、TWICE「Wake Me Up」、SEKAI NO OWARI「サザンカ」、氷川きよし「勝負の花道」、乃木坂46「シンクロニシティ」、AKB48「Teacher Teacher」、三浦大知「Be Myself」、西野カナ「Badtime Story」だが、大衆への浸透度という点では「U.S.A.」が他を圧倒しており、最優秀作品賞になる可能性も十分ある。

 逆に、「U.S.A.」以外が選ばれるという結果に終われば、「芸能界のパワーゲーム」で決まる賞と認識され、ただでさえ失墜している『レコード大賞』の権威はますます地に落ちていくだろう。

DA PUMPは「ジャニーズ圧力」を覆した

 2018年のDA PUMPが起こした偉業はそれだけではない。長きにわたって音楽業界を覆っていた「非ジャニーズ系男性アイドルに対するジャニーズ事務所からの圧力」を覆したのだ。

 11月2日放送『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にDA PUMPが21年ぶりに出演。今年大ヒットした「U.S.A.」と、彼らの代表曲である「if…」を『ミュージックステーション』で“初めて”披露した。

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