家族全員で稼ぐ「絶対収益家族」の選択肢

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ファミリービジネスが家系の発展になる

 「絶対収益家族」というからには、気は早いですがまだ4歳の息子にも、将来は稼いでもらいたいと思っています。

 といっても「バイトして家にお金を入れろ」ではなく、事業の立ち上げ方、運営の仕方を教え、彼もまた自分の力でゼロからビジネスモデルの構築ができるよう、教育・サポートしていこうと考えています。

 もちろん強制ではなく、本人の興味関心や選択を尊重するつもりではありますが、ひとまずチャンスを与えてみることは、親の務めのひとつという認識です。

 いわゆる起業ではありますが、この場合、景気や社会情勢の影響を最小限に留めて稼ぐことができるとか、自分の小遣いや学費も自分自身で稼ぐことができるというのは、実は副次的なものに過ぎません。

 自分で商品・サービスを開発し、値段をつけ、それを世に問う。それは世の中を変えることにもつながるし、自分の力量を試すということ。つまり自己表現の手段でもあるのです。そして挑戦する楽しさを経験し、早くから自立できれば、また新しい可能性が見えてくるはず。

 そうやって私たちの息子がビジネスクリエイターとして活躍できるようになったとき、彼の子(私にとっては孫)にも再び、自立につながる教育をしてくれるのではないかと思っています。そしていずれは息子が私を超えて、孫はさらに息子を超えていく。そうやって次の世代が親を超えるような展開になってつながっていけば、これこそ理想的な家系の発展と言えると考えています。

 もちろん、息子や孫が何を志向するか、何が好きで何が得意か、はたまたどういう生き方を選ぶのかはわかりません。子の判断を尊重するのが前提ですから。

 そのため、私は家族全員で一つの事業に携わるというような、いわゆる従来型の「家業」を目指しているのではありません。家族がみな個々に、やりたいと思う自分の仕事を持ち、さらに協同でやるビジネスもある。それがまた家族の会話を増やすことになり、相互に助言しあうこともでき、家族の結束も固くなる(はず)です。

 これを私は21世紀型のファミリービジネスと位置づけています。

 さて、いよいよ2019年。平成最後の年。そして東京オリンピック前夜。世の中はますます便利に、働き方は多様に、そして個人に力を与えてくれるでしょう。給料一本足打法から脱却し、どのような理想と未来を描くか。今年こそぜひチャレンジしてみませんか。

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