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「リアル中学聖日記」な事件を擁護する声、未成年との恋愛で逮捕された成人女性になぜ同情

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Thinkstock/Photo by VidorHsu

 今月23日、兵庫県尼崎市に住む26歳の女が16歳の男子高校生を自宅に連れ込んだとして、未成年者誘拐の疑いで同県尼崎南署に現行犯逮捕された。女は今月22日午後4時頃から23日午前5時頃にかけて、交際中の男子高校生を未成年と知りながら自宅に招き入れていたといい、男子高校生の母親が「息子が帰ってこない」と通報し、事件は発覚した。

 男子高校生が16歳の未成年であり、そのことを知りながら保護者の承諾なく自宅に招き入れていたのなら、女の逮捕はやむを得ず、しかるべき対応がなされたといえる。

 しかしこの事件が報じられるや否や、ネット上では「リアル中学聖日記」だという声が相次いだ。12月18日に最終回が放送された連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)は、有村架純演じる中学教師・末永聖と、岡田健史演じる男子中学生・黒岩晶の“禁断の愛”を描いた作品で、放送前から「それは犯罪であって純愛とは言えないのでは」と問題視する声が大きかった。

 これが結果的に注目を集め、話題になっていたのも事実で、少女漫画の王道を行く展開を好ましく捉える視聴者の声が徐々に拡大。視聴率も終盤巻き返しを見せた。『FEEL YOUNG』(講談社)で連載中の同名漫画が原作だが、ドラマ中盤からはオリジナルストーリーが展開され、最終話では、黒岩の母・愛子(夏川結衣)の通報によって聖は警察に逮捕された。「今後黒岩と一切連絡・接触しない」と誓約書にサインし、聖と黒岩は離れ離れに。

 聖はそれまで、ひたむきな情熱をぶつけてくる少年・黒岩に、大人として対処できずに少女のような戸惑いばかり見せ、二人そろって周囲を混乱に陥れてきた。だが誓約書にサインするとき、ようやく「大人として彼の未来を奪ってはいけない」と理解できた。そして5年後、聖と成人した黒岩は再会し、今度こそ結ばれるというハッピーエンドだ。ドラマ『中学聖日記』が、逃亡・心中のような悲劇ではなく、逮捕という現実的な展開と聖の成熟を描いたことは評価に値するだろう。

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