母親が再婚して滝沢姓になったが新しい家庭環境になじめず苦労したことなども明かされた。ファンやメディアから「タッキー」という愛称で親しまれる滝沢だが、新しい苗字を最初から受け入れていたわけではないようだ。
一刻も早くこの生活を抜け出したいと思っていた滝沢は、中学生になると「どうやったら子どもも働けるんだろう」と考え、ジャニーズ事務所のオーディションを受けて合格。本人としては、ジャニーズに入りたいわけでもアイドルになりたいわけでもなく、「どこでもよかった」のだというが、結果的にジャニーズ事務所にとっては滝沢がこのときオーディションを受けてくれたことで、ジャニーズ黄金期という一時代を築け、その後の面々の躍進につながったのだから、感謝があるだろう。番組では、滝沢の後輩である松本潤、山下智久、生田斗真、北山宏光(Kis-My-Ft2)らのほか、滝沢の母親も息子について語るという。
また、今年7月には、KEN☆Tackeyのユニットを組む三宅健とともに『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演した滝沢自身が、三宅に宛てた手紙の中で「僕には兄がいました。数年前に亡くなってしまいました」と明かしていた。滝沢の光と影が明かされる『金スマ』はファンならずとも必見となるだろう。
ジャニーズ事務所に入所すると13歳の若さで瞬く間に人気を獲得し、ジャニーズJr.の黄金期を牽引した滝沢秀明。Jr.でありながら単独でドラマ主演を務めるなど、Jr.時代から「特別な存在」だった。その引退を惜しむ声は今なお根強いが、これからは裏方としてジャニーズ事務所を引っ張っていく。今年、コンプライアンスの点などから様々な問題点を指摘されてきたジャニーズ事務所だが、エンタメ性は随一。2019年は会社として衿を正すとともに、滝沢がジャニー喜多川氏の後継者として、芸能界を盛り上げてほしい。
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