
2018年12月19日に発表された三浦大知24枚目のシングル「Blizzard」(AVEX ENTERTAINMENT)
三浦大知“苦難の時期”を支えた平哲夫社長
今回のDA PUMP「U.S.A.」の大ヒット以降は、その“仕掛け人”としてスポーツ紙や雑誌のインタビューなんかにも出てらして、業界人からすると「あの平さんがインタビュー受けちゃってるよ!」と驚きを禁じ得ない部分もあるのですが……やっぱり嬉しいんでしょうね。ご自分が信じ続けてやってきたことが世の中にこれだけ受け入れられているということが。
冒頭でも話しましたけど、ホント今年って、猫も杓子も「U.S.A.」じゃないですか。忘年会も宴会芸も、パロディもモノマネもぜーんぶ「U.S.A.」。でも、「流行歌」って要はそういうものなんですよね。世のアーティストやプロデューサーはみんなそういうモノをつくりたいと思っているし、でもなかなかそういうモノをつくれない中で、今年唯一それを成し遂げたのが、平哲夫氏だったということです。
三浦大知くんも、平さんのことはすごく尊敬しているみたいですよ。彼もアイドルグループ「Folder」の一員として、1997年に9歳でデビュー(ちなみに同グループには満島ひかりちゃんも所属していました)して以降、グループの改編やソロデビューを経て、いろいろと苦しい時期もあったらしいんです。でも、そんな彼を事務所がずっと支えてきて、今の再ブレイクを果たしているんですよね。三浦くんという、あれだけの才能を抱えて支えてきた平さんもすごいし、三浦くんもそんな平さんを尊敬しているという関係がいいですよね。
そのうち、w-inds.やLeadもものすごい再ブレイクを果たすんじゃないかな!? と僕はひそかに期待しています。今回の大ブレイクを迎える前までのDA PUMP同様、彼らも、一部のファン以外にとっては「あの人は誰?」といったポジションに甘んじてしまっていますが、実力はものすごくあるグループですからね。
今年ですでに72歳の平社長ですが、まだまだ意気軒昂とのウワサです。今後の手腕に要注目ですね。
(構成/白井月子)
1 2