エンタメ

木村拓哉の海外進出戦略が本格化 “素顔解禁”で崩すアイドル像

【この記事のキーワード】

 しかしこの話題はまだ完全解禁というわけではなく、微妙なバランスが要求されるようだ。木村主演の映画『検察側の罪人』の囲み取材では、報道陣が「いつかはKōki,さんと共演したいですか?」という質問を投げかけ、木村が「なんでこの場でそんな質問するんですか」と返すという、緊迫の場面もあった。

 マツコ・デラックスや宮根誠司は木村と昔から親交がある。深い関係の人物に対しては、不自然に隠すことなく家族の話もするというスタンスながら、報道陣に対しては慎重な姿勢を保っている。

木村拓哉の“スター”のイメージ払拭は俳優業にため?

 木村拓哉がプライベートを見せることに、ファンからは否定的な意見もある。

 たとえば、「an・an」で私服のデニムやシルバーアクセサリーを紹介と告知されるとネットでは、「46歳ならもっと落ち着いた服装をして欲しい」「キムタクはプライベートを披露するとボロがでる」など、素の木村拓哉を見せることは、彼のイメージダウンに繋がるとみる人もいるようだ。

 確かに、以前『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で明石家さんまが「木村拓哉は女を見る目が凄い」と評価し、木村は女性に対して「あの女ヤバイですよ」など瞬時に判断するといった、プライベートでの会話を暴露した。しかしそのトークはあまり上品なものとは言いがたく、「40代にもなって、あの女どうこうといった会話をしているとは幼すぎる」ことをバラされてしまったわけである。

 また、木村のファンでありながらも妻・工藤静香のアンチである人々は複雑な心境だろう。「家庭でのキムタクは求めていない」といった声も聞こえる。こうした面では、素顔を見せることへのデメリットも皆無とは言えない。

 ただし、メリットも大きいはずだ。SMAPが解散して以降、“俳優”を軸にして活躍している木村拓哉。『無限の住人』『検察側の罪人』『マスカレード・ホテル』など連続して映画の主演を務めているが、時には、今まで築き上げた“かっこいい”“完璧なスター”といったイメージが影響し「どんな役をやってもキムタクにしか見えない」など、俳優としては致命的な指摘を繰り返し受けてきた。

 SMAPのメンバーではなく“俳優・木村拓哉”として活動していくための基盤固めが今、必要だ。50代を迎える前に、是が非でも“アイドルスター”の次のステップへ移りたいところだろう。そのためには、父であり夫である側面を見せることで、凝り固まっていたアイドルとしての木村拓哉像を少しずつ崩していくことが求められるのではないか。

 本人や事務所の戦略では、ハリウッド進出の計画もあったが、家族のことを考えて時期を逸したとの報道もあった。ただ、イギリスドラマや中国映画など、ハリウッド以外での海外活動はまだ視野内。日本を代表する役者となるべく、木村の奮闘は続く。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。