滝沢秀明は「タレントの身になれる唯一無二のプロデューサー」20年前からわかっていた「なるべくしてなった結果」

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かわいかったJr.たち、『8時だJ』の思い出

 『8J』の収録はね、今の再開発されたオシャレな六本木ヒルズの社屋ではなくて、場所は同じ六本木なんだけど、当時はびっくりするぐらいあっちこっちにガタがきた古い社屋で行われていたの。通称「六本木センター」。ここの第1リハーサル室にはいつもジャニーズのメンバーがワラワラいて、ダンスレッスンなんかをしていたわ。中居正広さんだって嵐だってみんなみんな1リハ出身よ。

 テレ朝本社があったアークヒルズから、制作部やスタジオが残った六本木センターまで、わざわざバスで移動しなくちゃいけなくて結構不便でね。当時はブツブツ文句を言ってたんだけど、『8J』の収録となれば話は別。明治屋で差し入れを買っていそいそ急ぐのが常だったの。

 合間には1リハで新聞や雑誌の撮影なんかもしていて、タッキーや今井翼くんを撮影している間、まだJr.だった嵐や山下智久くん、生田斗真くんや風間俊介くん、長谷川純くんなんかが羨ましそうにじーっと眺めていたりして。フルーツ1つで「誰か俺のイチゴ、食っただろ?」と怒る人。「弁当選びは年功序列で」とか言って回る人など小っちゃな喧嘩も日常茶飯事。ジュースじゃんけんで負けたピヨピヨのJr.くんが泣きべそをかきながら「ジューじゃん嫌い」なんて言い出すと、タッキーが自販機近くにあるトイレに呼んでこっそりお金を渡したり、泣き笑いの毎日だったなぁ。

 収録が長引くと学校帰りのJr.たちは眠くなっちゃって、しかも衣装がパジャマの時も多かったから、ひな壇にいるJr.はうつらうつら。我慢に我慢を重ねてもいつの間にかお目目が閉じていくことも。見ているこっちは大爆笑だったけど、あとで叱られたりしてたっけ。

 六本木センター内にあった古めかしい洋館前で撮影すると「ガラス窓に不思議な現象が起きる」なんていうサスペンスチックな噂話を怖がって一喜一憂したり。ホントみんな可愛かったなぁ。ヒロミさんも見抜いていたけど、当時からタッキーはプロデューサー的立ち位置で現場を仕切っていたから、今回の決断は20年前から分かっていた「なるべくしてなった結果」なんだろうけどね。でもやっぱりなかなかタッキーロスから立ち直れないわ。殿のご乱心じゃないかと願う時もあったけど、これが現実なのよね。受け止めるまでしばしお時間を……。

 『中居正広のキンスマスペシャル 「滝沢秀明が中居だけに語る真相-引退まで3日-』(TBS系)だって、今まで知らなかったタッキーの素顔が中居さんによって引き出されて。インタビューでもタッキー自身、幼少の頃の苦労話はあんまり語ってこなかったから驚く話も多かったわよね。でもお母様と再婚された新しいお父様とニックネームが同じ「タッキー」だと言う話はよくしていて。「苦労というより早めの試練だったのかな。今はいい思い出になってるし親孝行したい」って言ってたもの。これからまたたっぷり親孝行しなくちゃね。タッキーママが羨ましいーっ!

 え~、コホン。おめでたい新年明けてすぐの第1回目の配信が、何ともタッキーロスのグチばかりでごめんなさいね。新しいお仕事も続々と決まったプロデューサー・タッキーに幸あれ。舞台でどんな演出を見せてくれるのか?  可愛い後輩たちがひしめき合っているけれど、次はどのグループがデビューするのか?  お楽しみは無限大よね。昨今、少しばかり悲しい出来事が続いたジャニーズ事務所だけど、タッキーの参入でどう変化していくのかしら?  タレントの身になれる唯一無二のプロデューサーなんだから、細部まで気にかけてくれる事を祈るばかり。いよっ、男タッキー。2019年、本当の「滝沢劇場の開幕」、心待ちにしております!

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