「嘘をついてうやむやにする」もアリ
それならば、だ。結婚の質問を避けられないのならば、事前に対策を練っておくのが得策といえるだろう。株式会社ウルクスの調査では、親や親戚から結婚の「プレッシャーを受けたことがない」と回答した人から、プレッシャーを回避するための処世術を紹介している。
「仕事を楽しく頑張ったり、男女問わず付き合いを親にオープンにしていました。気になる人がいたら私から相談したりもしました。(40歳 既婚 女性)」
「したくなったら自分から言いますと強い口調で言う。聞いたところで別に何もしないよというプレッシャーを感じさせる。(39歳 既婚 男性)」
「仕事の充実ぶりをアピールする。経済的に安定していて一人でも平気ということを持ち物や自宅の家具の写真などでアピールする。おろおろして隙を見せると突っ込まれて面倒くさいので、堂々と!(35歳 独身 女性)」
面倒な質問攻撃を誘いかねないため、自ら結婚の話題を切り出すことを避ける人は多いだろう。しかし、あえて普段から自分の結婚観や近況を積極的に伝えることで、あらたまって結婚の話題を出しにくくする“攻めの守り”は、意外にも有効のようだ。
また、実際に結婚の予定について聞かれてしまった時は……効果があったという対処法は、以下の通りだ。
「彼女がいる、と出まかせを言う。その年はそれで凌ぐ。翌年はまだ付き合っているがすれ違いが多い、さらにその翌年は価値観が合わず別れた、今はとても女性と付き合うことはできない、と逃れる。それを毎年繰り返します。(48歳 既婚 男性)」
「30過ぎたあたりから、親戚が集まると、必ず良い人いないの?お母さん達もう年なんだから孫見せてあげないとー!と、よく言われていましたが、付き合ってる人はいるよ。今お金貯めてるから結婚はもう少しかなぁ~と、うそをついてはぐらかしていました。イラッときても、やんわり濁して、笑顔で乗り切ってください!(42歳 既婚 女性)」
「その時に彼女がいたので結婚するつもりだといって切り抜けました。彼女がいるなら彼女がいて結婚するつもりだと答え、いない場合は俺も頑張っているといって切り抜ける。これしかないと思います。(34歳 既婚 男性)」
ある程度リアリティのある嘘を吐いて切り抜ける人が多いようだ。素直な人柄の人は、親や親戚を騙すようで心苦しいかもしれないが、一種のリップサービスと思えばいいのかも知れない。
結婚する、しないは本人の自由であり、独身者が肩身の狭い思いをするべきではない。まだまだ苦しまされる局面が多いかも知れないが、今はまさに時代の転換期であり、価値観の多様化は進んでいる。独り身だろうが既婚者だろうが、そして子どもがいようがいまいが、自らの人生を胸を張って生きれば良い。時代は変わるはずだ。
大谷翔平の結婚ネタがうるさい!「結婚のご予定」を当たり前に問うていいの?
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