なぜインフルエンザは冬になると猛威を振るうのか?

【この記事のキーワード】

免疫力とホメオスタシスを高める

 さらに、インフルエンザを予防するために免疫力を強化しよう。

 免疫力は乾燥以外にも、加齢や過剰なストレス、生活習慣などによっても低下する。免疫力が低下すると、インフルエンザにかかりやすくなるだけでなく、悪化すれば、呼吸器などに二次的な細菌感染症を起こしやすく、死亡するリスクが増加する。

 免疫力の60~70%は腸にあるとされており、腸内環境を良好に保てば、免疫力の低下を防ぐことができる。

 腸内細菌のバランスを整え、炎症を抑えるヨーグルト、納豆、漬物、味噌などの発酵食品、食物繊維、オリゴ糖のほか、トマト、リンゴ、お茶などに含まれるポリフェノール類、青背魚に多く含まれるEPAなどのn-3系不飽和脂肪酸などを毎日摂取しよう。

 また、腸内環境を整えるだけでなく、免疫細胞の活性化に役立つたんぱく質をはじめ、ビタミンA、ビタミンE、亜鉛、セレン、銅、マンガンなどのミネラル類も免疫細胞を保護するために欠かせない。

 その他、免疫力を強化するために体温を管理しよう。体温が1度下がると免疫力は30%落ちるといわれる。37度前後の体温を維持すれば、血行が活性化し、免疫力が高まる。免疫力が低下していないかを把握するために、自分の平熱を1日1回体温計で測る習慣をつけることも重要だ。

 さらに、筋肉を使ってウォーキングなどの適度な運動を続ければ、血行が良くなり、生理活性物質が分泌され、脂肪の分解が促され、肥満の予防に役立つだろう。

 上記のような生活習慣に加え、インフルエンザのワクチン接種を受ければ、より発症リスクを抑制できる。

 ウイルスに免疫防御を突破されないように、栄養、休養、運動、睡眠の最適なバランスを保ちつつ、免疫力やホメオスタシス(生体恒常性)を高めよう。

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